気まぐれ日記

気ままに、また、思い出に

ウィーンモダン クリムト、シーレ 世紀末への道

2019-05-09 | 美術館(キルト展を含む)
乃木坂の国立新美術館で開催されている、「ウィーンモダン」を見て来ました。なぜか、会場は、空いていました。

出展数がとても多くて、時間がかかります。絵画(素描、ポスターもたくさん)や銀食器、調度品、写真、衣服、建物の設計図も多く展示されています。全部で400点位あります。

人物は、マリア・テレジア、ヨーゼフ1世、2世、エリザベート、シューベルト、ヨハン・シュトラウス等全員集合となっています。


クリムトの絵画、特に油彩画が好きな方は、東京都美術館の方をお薦めします。
油彩画は、少ないですよ。

クリムトが着ていたスモック(クリムトの写真にスモックを着て写っているのがあります)を見たい人は、こちらをどうぞ。間近で、見えます。







色々なジャンルの作品を通って、クリムトにたどり着きました。

クリムトの初期作品「愛」
これが観たかった。思っているより、サイズが小さかったけど、美しさと不気味さもあって、幻想的で、両わきの金色に映えるピンクの美しいばら。
じっくり観えて良かった、感激です。



「パラス・アテナ」
ゼウスの頭から生まれた、知恵の神、アテナ。戦いの神でもあり、知恵を使った戦略を司り、ゼウスの妻で、結婚と出産の女神のヘラ、愛と美の女神のヴィーナスとともに3美神の1人です。

黄金の兜をかぶり、不気味なメデューサの顔がついた胸当て、きらびやか黄金の鎧を纏い、右手に持つ武器も黄金で、左手には、ヌーダ・ヴェリアス(裸の真実)像を持っています。
また、この時代には、正方形の絵画が流行して、今回もかなりの正方形の絵画が展示されています。



この展覧会で唯一フラッシュ無しで、撮影できる「エミーリエ・フレーゲの肖像」現代でも通用するアフロヘアーとファッションです。



クリムトからシーレにたどり着くまでがまた、長いです。
シーレの作品もたくさんありますよ。
余力を残してじっくり観賞しましょう。