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ヴァン・ダイクとイギリス肖像画
アンソニー・ヴァン・ダイク
『レディ・エリザベス・シンベビーとアンドーヴァー子爵夫人ドロシー』
こちらも『死ぬまでに観ておきたい世界の絵画1001』に選らばれいます。
ヴァン・ダイクは、『王の画家にして画家の王』と讃えられる巨匠、ピーテル・パウル・ルーベンスの最良の助手でしたが、師匠が偉大過ぎて、活躍の場がないと活路を求めて、当時、絵画後進国だったイギリスに渡って成功した画家です。
依頼された、肖像画を本人より優美に上品(古川雄大さんもこの事を漏らさずに解説します。)に、雰囲気までもほどよく理想的に描くため、大人気を獲得しました。
今だと、皺やほうれい線をなかった事にすれば、それはみんな喜びますよ!
この絵は、結婚が決まった妹に花を差し出すキューピッドを描き、また、姉妹のコスチュームもイギリス人好みの華美過ぎない上品さでまとめています。
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また、常設展には、ヴァン・ダイクの『レガネース侯爵ディエゴ・フェリーぺ・デ・グスマン』も展示されています。
威厳を感じさせる肖像画です。
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ヘリット・ファン・ホルトホルスト
『ボヘミア王妃エリザベス・ステュアート』
自然を背景にたたずむ王妃の肖像画ですが、なぜか、絵の中央左端にある文字『Queen of Bohemia 』が目立って、気になりました。
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ジョージ・スタッブス
『ミルバンク家とメルバーン家の人々』
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ジョゼフ・ライト・オブ・ダービー
『トマス・コルトマン夫妻』
上2作のような意識したカメラ目線(画家目線かな)でなく夫妻を自然なワンシーンにして描いてます。
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ジョシュア・レノルズ
『レディ・コーバーンと3人の息子』
こちらは、室内なので、犬でなく、オウムと一緒に描かれています。
こちらは、室内なので、犬でなく、オウムと一緒に描かれています。
古代のコスチュームでとリクエストしたのでしょうね。
神話や伝説の人物に憧れて、自分たちもそのように描いてもらいたかったのでしょう。
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トマス・ゲインズバラ
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トマス・ゲインズバラ
『シドンズ夫人』
こちらは、イギリスが誇るウィリアム・シェークスピアの『マクベス』で『マクベス夫人』を演じる女優、シドンズ夫人で、マクベス夫人のコスチュームでの肖像画です。
小さい絵ですが、凛とした気品のある美しい表情が印象的でした。
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トマス・ローレンス
こちらは、イギリスが誇るウィリアム・シェークスピアの『マクベス』で『マクベス夫人』を演じる女優、シドンズ夫人で、マクベス夫人のコスチュームでの肖像画です。
小さい絵ですが、凛とした気品のある美しい表情が印象的でした。
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トマス・ローレンス
『シャーロット王妃』
大きな作品なので、背景まで丁寧に描いています。
こちらのコスチュームも素敵です。
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