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オランダ絵画の黄金時代
レンブラント・ファン・レイン
『34歳の自画像』
『死ぬまでに観ておきたい世界の絵画1001』にも選らばれたレンブラントの自画像です。
ラファエロ・サンチェ、ミケランジェロ・ブオナローティ、ティツィアーノ・ヴェチェッリオと偉大な画家は、ファーストネームで後世に残る。自分もそうありたいとの思いをこめて、『レンブラント』と大きな署名を右下に記入した自画像です。
愛妻、サスキアを得て仕事も順調な時に描かれました。
なお、レンブラントの自画像は、大塚国際美術館に数多く展示されています。
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ポーズも同じロンドン・ナショナル・ギャラリーのティツィアーノが描いた肖像画を真似ています。
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世界的大人気画家、ヨハネス・フェルメール
『ヴァージナルの前に座る若い女性』
フェルメール最後の絵になってしまいました。
左の窓は、夜のカーテンがかかり、室内の光りは右からと今までとは違う構成で、あれこれと模索していたのかもしれません。
隅々まで丁寧に美しく描かれています。
背景の絵画は、フェルメールも描いた『取り持ち女』なので、肉欲に対しての戒めがこめられている?
若い女性は、手前の楽器の弾き手の男性に対して、合奏を促しているのか、『もう夜も遅いのでお帰りなさい。』と催促しているのか、いつもながら、鑑賞者の想像をかきたてる絵となっています。
私は、絵にちりばめられている『夜』『若い女性』『取り持ち女』を結びつけるなら、後者の方かなと感じています。
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フランス・ハルス
『扇を持つ女性』
レースの質感、美しさがすばらしいし、実物の絵は、さらに美しい!
バックを黒にしているため、余計にレースの白さが引き立っています。
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ウィレム・クラースゾーン・ヘーダ
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ウィレム・クラースゾーン・ヘーダ
『ロブスターのある静物』
こちらもシルクやさまざまな調度品
の質感がとても上手く描写されています。
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