気まぐれ日記

気ままに、また、思い出に

絵を見る技術 秋田麻早子 朝日出版社

2020-01-18 | 美術書
とても人気のある、美術解説本で、絵画を観賞する時の視点を重点的に説明しています。

「ぶらぶら美術館・博物館」で以前、山田五郎さんが「絵が下手なのに巨匠と言われるセザンヌ」とか言われたし、どうも苦手のセザンヌでしたが、見方が未熟だったため、良さが感じられずにいましたが、本を読んでなるほど巨匠と思いました。↓本を読んでコートールド美術館展に行けば良かったのに。
セザンヌ「カード遊び」


去年のミュシャ展は、とてもすばらしかったです。
「ダンス」
ミュシャの絵は解説だと解剖的に正しく幾何学的な統一さと正確なデッサンが備わっていると難しいのですが、私は、観るととても心地よく落ち着きます。


私が大好きなラファエル前派のジョン・エヴァレット・ミレイの
「マリアナ」
細かい描写で色彩が華やかです。
本では、色使いについても丁寧に解説しています。


ロンドンナショナルギャラリー所蔵のヤン・ファン・エイクの
「アルノルフィーニ夫妻像」
小さい絵で、大塚国際美術館では継ぎ目無しの1枚画だし、至近距離で詳しく観賞できる絵です。

横道にそれますが、私が以前からずっと感じていた、「アルノルフィーニ氏が、ロシアのプーサン大統領に似ているな?と思ったとしたら、それは世界共通の認識です。」と書かれていて、世界的に認識が一致しているみたいです。
やっぱり!














イチゴスィーツ付きのランチブッフェ 水天宮ロイヤルパークホテルシンフォニー

2020-01-15 | グルメ
↑の写真はレストランの画像をお借りしました。
イチゴスィーツブッフェが始まった水天宮直結のロイヤルパークホテルのレストラン、シンフォニーに行きました。
隣の席と離れたソファーのとても居心地の良いレストランで、接客マナーもすばらしいです。












イチゴが入った寒天を食べるとお腹がいっぱいになり、イチゴケーキまで無理になってしまいました。

友人はゴマアイスクリームにはまり、こちらもイチゴスィーツ前にギブアップです。

それでも頑張って、スィーツを欲張りました。

友人と二人で、食べまくってしまいました。
ロイヤルパークホテルの様子です。少しだけ撮影しました。(食べるのに気を取られてしまい)

















水天宮と小網神社

2020-01-15 | 神社・お寺・御朱印
水天宮近くで、ランチの後、参拝しました。
水天宮です。
















御朱印です。

ここから、小網神社は近いので、向かいました。小網神社は相変わらず行列でしたので、参拝して、御朱印をもらい、銭洗いをしました。
写真を撮る余裕が無く、道を渡って撮影しました。

御朱印です。以前は書き入れしていただきましたが、今日は書き置きしかありませんでした。



















語れるようになる西洋絵画のみかた 岡部昌幸監修 成美堂出版

2020-01-12 | 美術書
内容は、ルネサンスまでざっと解説してあり、ルネサンスからミュシャまでが主解説となり、ピカソ、ルソー以後がまた、ざっと解説しています。
絵画の写真は小さく、解説が主となっています。
↓読み応え十分とあります。

筆者が丁寧に解説してあるのは、たとえば、今、来日展示中のマネの「フォリー・ベルジェールのバー」
のページです。


他には、ボッティチェリ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、デューラー、ティツィアーノ、カラヴァッジョ、ルーベンス、フェルメール、アングル、ドラクロワ、ゴヤ、ルノアール、ゴッホ、ミュシャになっています。
ベラスケスとレンブラントは、他の画家と同じページ数です。(ベラスケスの作品の解説こそ、読みたかったのに!宮廷画家だし、肖像画が多いので、解説あまり要らないかな?)

↓は、初期ルネサンスのギルランダイオの「ジョヴァンナ・トルナブオーニの肖像」
この作品は大塚国際美術館に展示されていて、私が好きな作品です。
背後の祈祷書の文章の意味が書いてあります。

ニコラ・プッサン(著者では、プーサン こちらの方が親しみやすい)「アルカディアの牧人たち」
ルーヴル美術館蔵のこの作品はプッサンの代表作で、「メメント・モリ(死を忘れるな)」を表現しているのは、周知の事ですが、解説では、さらに踏み込んで、文字の配列を変えると違う意味が現れるというミステリーを誘う解釈も添えられています。

ただ、解りづらいのが、巻末の索引で、画家名一覧がなくて、作品名と用語索引だけなので、わたしとしては、調べにくさを感じました。