親子でつながる子育て~抱っこ法~

抱っこ法の考え方をもとに、子育て中の親子やハンディを持つ方など、たくさんの方の心の支援を行っています。

障がいのある方の心のケア ~心の声を伝えたい・筆談援助1~

2013年09月03日 | 障がいのある方の心のケア ネットワーク

こんにちは、障がいのある方の心のケア ネットワークです。

 

今回は、「心の声を伝えたい・筆談援助」と題して、

障がいのある方が、自分の気持ちを、

文字や描画で表現する方法をお伝えします。

 

障がいを持つ方の中で、飛んだり・跳ねたり、

自分の頭をたたいたり、大きな音を立てたり、と、

派手な行動をする方々がいます。

また反対に、どんな言葉をかけても、どんな状況でも、

表情を変えずに、無反応に見える方々もいらっしゃいます。

 

でも、どんなに重い障害を持っていても、

心の中の内面世界は、とても豊かで、

たくさんの気持ちがあふれています。

 

我々は、そんな方々と、

体を使ったお話しをしたり、

筆談援助と呼ばれる方法でお話しし、

気持ちのやり取りを行ったりします。

 

筆談援助は、一般的に、支援者が筆談ユーザーの手を取り、

一緒に紙の上で絵や文字を書きます。

描かれた表現を基に、援助者とユーザーのやり取りを行っていきます。

 

筆談援助によって、心を相手に伝えることができた人のほとんどは、

今まで伝えたかったけど、

伝えられなかったことを文字として表現する方が多いです。

 

例えば、『お母さん大好き』や、『ありがとう』などです。

障がいを持つ方の心は、とても純粋で、

感謝の気持ちを持っている、

素晴らしい心の持ち主が多いなと、

日頃、障がいを持つ方と接して感じます。

ただ、その気持ちが伝えられないとき、

彼らはなんて辛いだろうなとも感じます。

なので、もっとたくさんの方が、

彼らの心を理解できるように、なっていってほしいと望んでいます。

そのため、筆談援助で、障がいのある方と

コミュニケーションが行える人を増やそうと、

現在ホワイエでは、定期的に筆談援助者勉強会を開いています。

 

次回のブログでは、そんな筆談援助者勉強会の様子について、

お話しします。

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