親子でつながる子育て~抱っこ法~

抱っこ法の考え方をもとに、子育て中の親子やハンディを持つ方など、たくさんの方の心の支援を行っています。

ホワイエ スタッフ紹介 七野友子先生

2014年02月03日 | ホワイエ

ホワイエは、大阪の都島区という場所にある建物です。

ここでは、抱っこ法によるカウンセリングを行う『抱っこの広場』や、

障がいを持つ方のための『心のケア』や『筆談』を学ぶ勉強会、

障がい療育の場である『ゆうゆうことばの教室』などにより、

親子やハンディのある方などの心をサポートする活動を行っています。


そのホワイエをたくさんの方に知ってもらうために、

ホワイエのスタッフのご紹介をします。

 

今日は、七野友子(しちのともこ)先生です。

 

七野先生は、抱っこ法公認ホルダーを筆頭に、

言語聴覚士 NLPマスタープラクティショナー 発達相談・支援アドバイザー 

 専門学校非常勤講師 セラピー乗馬(PATH)上級インストラクター

と様々な分野でスペシャリストとして活躍されています。

 

その七野先生に、「抱っこ法との出会いはなんですか?」

とお聞きすると、とても素敵なだっこ法との出会いを、

教えてくれたので、ご紹介しますね。

 

七野先生は大学専攻科を卒業後、5年間幼稚園の先生をされていました。

その後、幼稚園を退職し、

保育園で障がい児のための加配として勤めだし、

障がい児のサポートを行っていたそうです。

その中の一人に、Y君という子供がいました。

Y君は、集団の中に入っていかず、言葉もお話ししませんでした。

Y君は、当時、高橋先生が行っていた

「おもちゃライブラリィ」という場所で、

抱っこ法を受けており、

Y君親子とともに、その場所について行かれたそうです。

 

そこで、七野先生は、抱っこ法に出会いました。

 

抱っこ法でY君の苦しさに触れたり、

慰めたり、励ましたりと心に働きかけていきます。

また、「どうしてY君はお話ししないの?」という問いにY君は筆談で、

『僕は勇気がなく心が弱いので おしゃべりしないんです』

伝える姿を見ました。

そこで七野先生は、彼の姿や様子を見て、

当たり前のようにすっと『そうなんだ』と頭に入ってきたそうです。

 

今まで、大学時代やその後も、

教科書や講師から、専門的な知識や療育に関しての

知識は豊富に勉強できていましたが、

心や気持ちについてはあまり勉強してきませんできた。

しかし、どんなに重い障害のある人でも、

心があるのではないかと常日頃から感じていたため、

その日の抱っこ法と筆談は、

今までの考えにぴったりとあてはまり、

出会うべきして出会ったのではないかと感じたそうです。

 

その後、抱っこ法の研修会に参加して知識と技術を高めつつ、

その頃保育園で療育していた子供たちが、

卒園後に、通う療育がないということで、

現在のゆうゆうことばの教室を開業したということでした。

 

七野先生からこのお話を聞いて、

一つ一つの出会いが、

今ここにつながり、

また一つの出会いとなって広がっていくんだなと、

実感しました。

 

ホワイエホームページ

 

 

 

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