癒しの子育てネットワーク大阪 です。
前回の子育ての話は、「涙の大切さ」についてお話ししました。
その中で、子供は何かのストレスがあると、
泣いてお母さんに慰めてもらうことによってすっきりし、
本来の自分に戻れるんですよというお話をしました。
しかし、我々はどうしても、子供が泣くと「泣き止ませなきゃ」と感じてしまいがちになります。
子供が泣くと、ごまかして気分を変えようとしたり、
おしゃぶりを与えたり、
背中をトントンして泣き止ませてあげなくちゃと頑張ります。
その繰り返しにより、子供は気持ちを聞いてもらうチャンスを失うとともに、
「泣いてはいけない」
「泣くのは悪」「泣いたらお母さんが困る」と
いうメッセージを無意識のうちに受け取ってしまいます。
その結果、小さな子供のうちから、感情の抑制を身につけてしまいます。
なぜこうなるかというと、
多くの親が泣かない子育てを受けてきたため、
泣声を聞くと、自分の中で抑え込んでいた、
泣きたい感情が揺れ動かされるからです。
だから、子供が泣くと、まるで自分が責められているような気がするのです。
こんな風に、泣かずに育つ子供の中には、
苦しさのサインを表現する子供がいます。
例えば、落ち着きがなくてうろうろする、
かんしゃくを起こす、
夜泣きがひどい、
泣きだすといつまでも泣き止めない、
お母さんや友達に乱暴してしまう、
また親子がどうもぎくしゃくしている等々、
たくさんの育児の不安・心配として表れてきます。
これは、実は、「おかあさんなんとかしてね」という、
子供からのSOSのサインなんです。
次回は、もう少し、子供の気がかりな行動などについてお話ししますね。
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