Takekida's log

千里の道も一歩から

知的生産の技術

2008-07-21 22:19:53 | Books
今日は朝、曇っていたおかげで少しばかり助かりましたが暑いのは変わらず。
この時期のBIKEはロングライドでなく80kmぐらいで集中して乗ること、心拍を挙げるためにコースの中に峠を入れることをテーマにしています。
レースは結局、佐渡ぐらいしか出ませんがそのためにきちんと体を作りこんでいこうと思います。

四日市に来てから体重がAverageで5kgぐらい減ってます。大体、60kgぐらい。
食べる量としては変わっていないとは思っているのですが自転車で動き回る距離が増えているのが原因かも。頬がこけているとか言われているのであと2,3kgぐらいあってもいいのかなと思いますが… 

60kgという数字は現役時代でもそうそうなかったので今となっては不思議です。

調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940)
野村 進
講談社

このアイテムの詳細を見る


以前に読んだ日本の老舗企業を紹介した「千年、働いてきました」の作者であり、ノンフィクションライターとして活躍する野村進さんがテーマの選び方や取材、原稿の書き方などを紹介した本。
ノンフィクションライターとして特別な技術というよりは一般の読者にも役に立つ「フォーム」を提供することが目的です。

自分はものを書くことを仕事にしているわけではないですが工学の分野というのは報告書や論文の作成という様にものを書く機会も非常に多いです。加えて当然ながら「事実」に即したものになるはずであり、加えて同業他者の動向も調べたり、参考にした上での執筆になる訳で非常に参考になる内容でした。

■テーマ
 書き尽くされたテーマでも見方を変えるだけで新鮮なテーマになる。
ex.韓国人の話でも日本人vs.韓国人の視点でなく米国やベトナムといった違う国で働いている韓国人の話というのは以外にも無いもの
チャップリンも同様な喜劇家というのはいたわけですが+ステッキという触媒が加わって大ヒット。こんな触媒をテーマに選ぶことが重要。
1.時代を貫く普遍性
2.未来への方向性
3.人間の欲望     
        …をあらわしている、持っているか?
4.TVでは表現できないものか
5.第3者への受けが良いか

■資料
 「貪欲に幅広く」鮮度から言うとネット⇒TV、Radio⇒新聞⇒雑誌⇒本
 確度から言うと逆。MECE(漏れなくダブり無く)が基本。筆者は袋ファイルという手法で整理している。
■人と会う
質問は遠慮しない。相手の立場に立って服装や場所を考える。
■話を聞く
話の邪魔をしない。相手の話を聞いているという態度を見せる。
「相手と同化する」動きをシンクロさせるなど。 
ノートは左にメモ、右は疑問などを書く。速記のルールを決める。
取材後はお礼状を贈る
■原稿作成
 原稿についての索引、チャートを作成する。書き出しに神経を集中する。
あくまで「ファインプレー」をする人間の仲介者になることを意識する。
■体験を書く
 テーマを見つける上で役に立つのは一人旅。空間(世界性)を横軸、時間(歴史性)を縦軸として自分の位置取りを考えてみる。無関心を避ける。

Comments (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 流れとともに歩んだ人生 | TOP | サンゴ×サンゴ »
最新の画像もっと見る

3 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
60kgはやばいよ (みらい)
2008-07-22 09:56:00
ごぶさたです。

良い環境でバイクたくさん乗れてうらやましい。

自分は土曜日に彩湖(荒川沿いの調整池)を周回してました。
後輩の藤田とそのお仲間で集団走行。
何度もちぎれたけど良い強度でした。

体重落ちたのは、泳ぐ量が減った事も一因では?
返信する
Unknown (たけきだ)
2008-07-22 22:56:37
交通量は多いので乗れる場所は限られてしまうのですが横浜よりははるかにましですね。 

関東は仲間が多いのがいいなぁ。こちらでも開拓しなくては。

泳ぐ量はトントンぐらいですね(15000m/週)。平日もまあまあ泳げていますよ。

東京都選手権頑張ってくださいね。
返信する
泳いでるのね (みらい)
2008-07-23 13:49:28
15000m/週を維持しているとはすばらしい。

東京都選手権は韓国から招待選手が来たり
五輪代表の良介選手がでたりで、カットオフ5%に入るのは至難の業のようです。

完走めざしてがんばります。
返信する

post a comment

Recent Entries | Books