サツマイモを初めて収穫した時、サツマイモのツルも昔は食べたらしいなぁと思い、堅いツルから茎をはずして、家に持ち帰りました。
これが、サツマイモのツルと茎と葉です。下の紫の部分がツル、そこから茎が出て葉があります。このツルと葉の間の茎の部分を食べるのです。
まず、ツルからはずして・・・
葉をはずします。
これを、なんとなく佃煮がいいかな~と思い、油で炒めて、きび糖、みりん、醤油で佃煮にして食べたら・・・キャラブキとそっくりな味と香り!
とっても美味しかったので、以降、主役のサツマイモはもちろん、この「茎」を食べる楽しみが増えました。
【材料】
・サツマイモの茎・・・24cmくらいの鍋で炒められるくらいの量
・きび糖・・・大さじ4
・みりん・・・大さじ4
・醤油・・・大さじ4~5
・菜種油かごま油・・・大さじ2~3
・水・・・1/2カップ
【つくりかた】
①茎は洗って3cmくらいの長さに切っておく。
②厚手の鍋を火にかけ、菜種油やゴマ油(なんでもOK)などを大さじ2~3程度入れ、サツマイモの茎を入れ、しんなりするまで強めの中火で炒める(茎が堅いので、5~10分くらい炒めると思います)。
③茎がしんなりしてきたら、きび糖、みりんを加えからめるように炒め、全体に甘みがまわれば醤油を加え、再びからめるように炒め、水カップ1/2を加える。煮立てば弱火にして落としぶたをして鍋のフタをして30分程度煮る。途中、水が足りなくなれば水を足す。
④茎がシワシワとしてきて調味料をしっかり吸ってきた頃、フタをはずして弱めの中火で汁気を飛ばすように鍋をゆする。汁気が引けば、そのまま冷めるまでフタをはずして置いておく。
初めのころは、茎をやわらかくしつつアク抜きのような感じでお湯に通していましたが、切ってそのまま佃煮にしたほうが断然おいしかったので、洗って切ってそのまま使うようになりました。
今、【漬物】や【佃煮】って、なんだか高級品のような立ち位置になっている気がしませんか?
百貨店などでも、さまざまな佃煮が売られていて、贈答品を実家からもらったり、自分で買ってみたこともありましたが、佃煮って、そもそも捨てるのは忍びないものなどをサササと総菜にしているみたいなノリの食べ物なんじゃないかなぁと思って、もっと素朴な味が食べたかったんですよね。
こういう茎で自宅でつくる佃煮は、ホントにご飯やお番茶とよく合う、日本人がほっとする味。お芋掘りシーズンですが、ぜひ、このおいしい茎も食べてみて1粒で2度おいしい思いをしてみてください♪