てのしごと~ながくて風土~

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芋煮。

2015年01月27日 | 農家のごはん


今年、地主さんからたくさんサトイモをいただいたり自分でもつくったりしていたので、サトイモが貴重な冬の食べ物になってくれました。

若いころ、山形にいたことがある相棒くんがよく山形の芋煮の話をしていたので今シーズンよく芋煮をやっています。

わたしはもちろんやったことがないから全然味のイメージがつかず、秋田のきりたんぽ鍋みたいな感じかなって思っていました。

でもちょっとだけ雰囲気が違って「すき焼きみたいな味」って言われて、みんな大好きなあの甘辛しょうゆ味でお肉を煮てその美味しい汁で芋を煮る…みたいなノリかなーって思ってなんとなくすき焼きのような、具だくさんの汁もののような感じを目指しました。

つくり方はホント簡単というか、すき焼きのようなつくり方です。ちょっと水気を多くしてスープのように食べられる感じにしました。

味付けは酒、みりん、粗糖、醤油、三升漬け適当です。

先週インフルエンザになった子どもがちょっと元気になった時に、少量のごはんの上に汁と具をのせて出したら喜んで食べていました!

…つくっていて芋煮ってつくづく、食べられるべくして食べられているような郷土料理だなって思います。

今、わたしの畑にはもう大根や人参、ネギくらいしかありません。それと、貯蔵してあるサトイモやサツマイモ。

これらを冷える冬の日にアツアツの鍋にして食べると芋煮になるんですよね!

今回も、畑の大根、人参に加え、鶏ももの細切れ、ゴボウ、戻した干しシイタケを加えて甘辛醤油味でコトコトコトコト煮込み、最後に畑のネギをたっぷり加えてできあがりです。

お椀に汁もたっぷり入れてアツアツをいただきます。

山形では牛肉で食べられることが多いそうです。我が家は牛より豚や鶏が好きな家族が多いので鶏か豚でやってます。

ほんっと、美味しくて経済的で旬の野菜もたっぷりでなんて理にかなった料理なんだろうと思います。

最後に…

先週子どもたちが体調を崩してひさびさ病気の時のごはんを用意しました。タイミングも食べる気が出たときって感じでなんだか1日バタバタしますが、最近はすっかり大きくなってお母さんお母さんとべったりなんてこなくなっちゃったので弱った時に甘えてくるとちょっとうれしい…

すごくお母さんだぞ!って感じになって思わず張り切ってしまいます。



やっとちょっと食べられるくらいまで回復した時は定番で梅がゆ。こないだつけたたくあんも添えて…。



うどんが食べたいと言われたのでうどんをつくりました。刻み梅を加えてうどんがやわらかくぽってりするまで煮込んで薄味だけどだしと梅の香りをつけて食欲出るようにしてみました。

元気になった後長女が「あのうどん美味しかった~!人生で一番美味しかった!」とオーバー気味に言ってきました。

一番おいしいって、意外にご馳走じゃなかったりしますよね・笑。

こんなもんでよかったらお安い御用だぜ。

すっかり元気になってきたらあまりお母さんにべったりしなくなりました。

子どもの病状がハッキリしてからは、心に余裕も出て看病することに人知れずこっそり喜びを感じていた母なのでした



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (るーあんり)
2015-01-29 08:55:23
母業しっかりやってるね~。
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Unknown (mau)
2015-01-29 21:42:11
るーあんりちゃん

一応は、メインの業務だもんでぇー・笑
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