クルマの安全装備が充実してきていますね。最近発売になった軽自動車は普通自動車並みの装備が標準になっています。
ここではクルマの乗員を守る装備と歩行者や自転車を守る装備に分けて考えたいと思います。
・乗員を守る装備(詳しくは取扱説明書で確認してください)
乗員を守る装備で一番最初に浮かぶのはエアバッグだと思います。今ではサイドエアバッグ、カーテンエアバッグまでが標準装備化されています。しかし、シートベルトと併用しないと意味はありません。衝突の状況によってはエアバッグが動作しない場合もあります。
今では当たり前で誰も気にしないのが衝撃吸収ステアリングです。運転者がハンドルに顔や胸部を打ち付けた際に衝撃を吸収し、運転者を保護するための装備です。これが普及し始めたのはもう50年ぐらい前でしょうか。実家の最初の新車がマイナーチェンジ後の初代カローラで、衝撃吸収ステアリングが装備されていました。
最近では被害軽減ブレーキですね。歩行者にも有効で、乗員だけでなく、歩行者などを保護する装備でもありますね。まだ低中速域でしか有効ではありませんが、もっと進化することを期待したいですね。
ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は進化し、速度0kmから有効で自動発進する機能も持つようになってきています。快適装備なんですが、運転者の疲労を軽減する、渋滞時の追突事故防止という意味では乗員を守る装備ということができると思います。
その他にも車線逸脱防止機能なんかも普及してきています。
・歩行者を守る装備
これは意外と少ないですね。先ほどの被害軽減ブレーキの他に歩行者傷害軽減ボンネットとスバルの一部の車種の歩行者保護エアバッグぐらいしか思いつきません。
もっと増えるといいのですが。
その他の装備ではオートライトですが、新型車は2020年4月以降、継続生産車は2021年10月生産分から義務化されます。
機能としては1000ルクス以下で2秒以内に点灯することが決まっています。1000ルクス以下というのは薄暮時の明るさです。また、駐停車時以外では手動でOFFにすることができない構造となっていることが必要です。
今日は安全装備を取り上げてみました。