日本のロケット

固体燃料ロケットのイプシロンの打ち上げが天候の関係で17日から18日に延期になりました。
日本のロケットの歴史は戦後、ペンシルロケットから始まり、今では液体燃料ロケットのH2Aが連続して成功を収めるようになりました。
H2AはH2の失敗を元に大幅な改良を加えています。
日本のロケットの歴史は苦難の歴史と言ってもいいのです。何もないところから始めて失敗を繰り返し、今に至ります。
特に初の純国産ロケットだったH2は致命的な失敗を繰り返し、日本のロケットはもうダメだと言うところまで追い詰められました。
小笠原沖に墜落した（飛行を続けるのは危険ということで自爆させたのです）H2ロケットの機体を探し回収。原因を突き止め、改良を加えたのが現在のH2Aロケットです。
開発者の執念とも言える改良でした。現在はより大型で低コストのH3ロケットの開発が終盤を迎えています。
ロケット開発で何事もなくというのは無理かもしれませんが、H3ロケットが成功を収めるよう祈りたいと思います。

蛇足ですが、打ち上げの模様はJAXAのホームページからLIVEで見ることができます。私も一度は生で打ち上げを見てみたいと思っていますが、いつになるやら…