なんのためのインストラクター？

昨日1/13の午後ですが、岩手県のスキー場でコースを外れた一団が秋田県の防災ヘリに救助されるという出来事がありました。

まずはNHKの記事から
13日午後、岩手県八幡平市の山でスキーに来ていた小中学生を含む６人がコースを外れて戻れなくなりましたが、秋田県の防災ヘリコプターに全員救助されてけがはありませんでした。

13日午後２時ごろ岩手県八幡平市の大松倉山でスキーに来ていた盛岡市のスポーツ少年団のメンバーなど６人が動けなくなったと、関係者を通じて警察に通報がありました。

警察によりますと、６人はスポーツ少年団のインストラクターの20代の男性と、小学生３人と中学生１人、それに少年団とは別にスキーをしていた40代の男性で、秋田県の防災ヘリコプターが救助活動を行った結果、午後５時までに全員救助され、けがはなかったということです。

少年団は、八幡平市の隣にある雫石町の網張温泉スキー場で頂上近くを滑っていた際にコースを外れたということです。

インストラクターの男性は「少しコースから外れて、新雪を滑ろうとした。すぐに戻るつもりだったが道が分からなくなった」などと話しているということです。

また40代の男性は、コースの外に少年団の子どもたちが滑っていく様子を見て滑れると思い、後ろを付いて行ったところ動けなくなったということです。
（赤字部分は重要と思われる部分です）

スポーツ少年団のインストラクターがスキー場のコースを外れるという愚行を犯しています。どこのスキー場でもコース外を滑ることは禁止されています。
カース外は整備されていませんし、雪崩の発生場所や谷などの危険な場所でもあることが多いです。近年は北海道などで外国人観光客がスキー場のコース外を滑走し遭難するなどの事故も起きています。確か、コース外を滑走中に雪崩に巻き込まれた事例もあったと記憶しています。
新雪を滑りたい気持ちがわかります。誰も滑っていない場所を滑るのは気持ちいいですからね。でも、コース外を滑るというのはインストラクターとしては失格です。あるまじき行為です。
子供たちを教える立場の人間がルールを破ってどうするのかと。子供たちは言うことを聞かなくなりますよね。
結果論ですが、無事で良かったとも思います。しかし、万が一の事があればインストラクターは刑事責任を問われるはずです。
40歳代の男性については言うべき言葉を持ち合わせていません。「あんたは大人だろう」としか言えません。他人の後をついて行って遭難するのってどうよ？

ウィンタースポーツシーズンですが、ルールを守って楽しく遊んで欲しいものです。