大津市の事故で亡くなられた子供達の御家族のコメントが滋賀県警を通じて公表されました。
全文を掲載します。なお、亡くなられた子供達の氏名は私の判断により伏させていただきます。
亡くなられた女児の御家族のコメント
青葉の候、各位ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
さる、2019年5月8日滋賀県大津市にて残念な事故が起きました。
その中で、私どもの娘、○○○○が今回の不慮な事故に巻き込まれ、わずか2年10カ月という短い人生に幕を閉じました。
レイモンド淡海保育園におかれましては、短い期間ではありましたが娘のかけがえのない笑顔を見守ってくれたことには感謝の意しかなく、今回の事に囚われることなく今後も小さな命に寄り添い、共に歩み続けることを娘もきっと望んでいます。
私ども家族としても、家族5人で苦楽を共にし、普通に過ごせると思っておりましたので、今回、娘○○の突然の逝去に関しては驚きを隠せず、現実とは思えませんでした。
しかしながら、今自宅で話をせず、いつも明るく、いたずらっぽい笑顔も見せることもなく、ずっと寝ている娘を見ていると、徐々にではございますが、私どもとしても娘の死を受け入れざるを得ません。1日たつごとに家族としても胸が張り裂けるほどの深い悲しみに包まれております。
現在○○を含め、家族5人で最後の一家だんらんを過ごしております。報道関係各位におかれましても、自宅周辺、近隣葬儀場等における取材・撮影等はお断り致します。
私どもとしても安らかに娘を旅立たせようと思っております。○○は2年10カ月しか親より愛情を受けておらず、最後に私ども夫婦・姉弟よりたっぷりと愛情を注ぐ式にしたいと思います。
報道関係各位におかれましても何とぞ私どもの心情を察していただき、ご配慮のほどよろしくお願い致します。
亡くなられた男児のご家族のコメント
私たちは、このたびの突然の事故で大切な家族を失い、深い悲しみを受けています。
このような私たちの心情をお察しいただき、自宅や葬儀会場での取材や写真撮影をご遠慮いただきますようお願い申し上げます。
伝わってくるのは御家族の深い悲しみと喪失感です。御家族はそっとしておいて欲しいのですが、マスコミは報道の自由とか義務とか権利とか陳腐な理屈を振りかざして強引に取材する可能性があります。
このコメントを読んで何も感じないのであれば、もはや人としてどうなの?と思わざるを得ません。また、被害者の人権を蹂躙するような報道機関はなんの価値もないでしょう。
改めてご冥福をお祈りします。