夏期講習を進めています。そんな中数人の生徒と親御さまからご相談や、新規面談が続きます。・・・
その中で、なんでかな~?というお話がありました。・・・
我々は、どうして行けばみんなの成績が上げられるのか?どうすれば志望校へ行けるようになるのか
どうすれば、その子たちの夢や希望を叶えてあげられるのか?・・・
必死に考えています。・・・
当然すべてのこどもたちがメインです。・・・
そのお母さんのお話しによれば・・・
この辺の地元では有名な学習塾で、結構スパルタ的な指導で成績を上げている(?)ところですが、その子は塾の宿題をやってこなくて、しかもやる気が見当たらないと厳しくお母さんが責められたそうです。また違う大手の個別の塾にも行ったそうですが、やはりそこでも態度が悪いと言われたそうです。全てその子を否定しています。・・・
その子は、元々学習にほんの少しの問題があります。その事を初めにそれぞれの塾にも話したうえでの各塾からのクレームです。本人が悪いのだと・・・
お母さんも、「成績をとんでもなく上げてほしいと言うのではなく、少しずつでも出来るようにしてあげたい。ただそれだけで、多くは望まないのに」と、お話し下さいました。・・・
たとえ大手でも、たとえ周りで支持されていても、出来る子だけを集めての指導なら素人でも出来ます。その上高額な金額が掛かります。そういうコンセプトでやっているならしかたないですが、たとえば、大手の〇〇ゼミァ~ル(仮名)などはそうですね。「~名、有名難関校合格」などを打ち出して、元々高学歴生徒を集めています。・・・
そもそも、なぜ初めにそれらの塾が受け入れられないと話さなかったのか?お金?・・・
それでも預かったなら、最後までしっかり指導してほしいものです。が、成績が上がらない実績が出せない場合、往々にしてこどもたちのせいにしますし、親御さんのせいにもします。そうする事で塾のイメージを崩さす、指導上の責任を放棄するのです。うちは悪くないと・・・
根本的に考え方が違うのです。我々とは・・・
学校の教師の中にもそういう責任転嫁の方がいるようです。・・・
ある教科が出来ない生徒のお母さんとの面談で・・・
「お母さんは、この教科得意でしたか?」・・・
まるで、出来ない事を遺伝のように扱っています。教師が、そんな非論理的な事を言うなんて考えられません。でも現実です。・・・
大手のそういう一部の塾も学校の一部(?)の教師も、メインをどこに置いているのかが問題です。どう考えてもこどもたちではなく、親御さんに対してやっているという事が分かります。親さえうまく手なずけたら、後は安泰。という事です。・・・
だから、上から目線で「教えてやってる!」「出来ないのは生徒のせい、親のせい」「うちには実績があるし」という態度で来ます。・・・
根本がおかしいのです。違うのです。・・・
こどもたちがメインでしょ!・・・
うちでもあれこれ考えて指導に活かして来ていますが、どうしてもうまく行かない時もあります。そんな時でもさらに突っ込んで、おせっかいでも学校やご家庭や友達関係やケイタイ・スマホ・ゲームによる依存症なども疑い、どうすれば良いのか親御さんんと一緒に考えながら進めています。それがこどもたち一人ひとりに携わる事ではないでしょうか?・・・
その子は、自分を否定され、揚句に自分のせいでお母さんまで否定されてしまいました。・・・
もう二度と塾には行きたくないと言い出したそうです。でも学校だけでは絶対に進めないのです。集団授業の形態では習得が不可能なのです。・・・
そしてうちにご相談に来られました。・・・
今彼は元気に、笑顔で通ってくれています。授業中でもニコニコして、前向きに講師に質問をしています。何より、周りの友達からも応援して貰えています。・・・
必ず出来るようになります。出来るようにしてみせます。・・・
我々は最後まで諦めません。・・・
それがたとえ迷信でも、良かれと思う事はとりいれます。・・・
我々の指導だけではどうしても届かない部分があるのも事実です。だから、せめて見えない力でもこどもたちに良い影響を受けさせられればと、インド菩提樹を置いているのです。(写真)・・・
その昔。インドの聖地の菩提樹の木の下で、仏陀が悟りを開いたという話からです。インドでは聖木とされているそうです。・・・
そのインド菩提樹も、この一年大きく育ってくれています。・・・
先ごろも、二本枝を切りさし木した幼木が芽を吹きだし、葉を広げてくれています。・・・
同じように、こどもたちもどんどん成長して行く事を切に願うのです。・・・
明日に、期待!・・・