今日もニュースで、「大阪府発注の架橋工事中断。福島製の橋桁(橋げた)に住民不安訴え」(日本経済新聞)・・・
少し前にも、護摩木の炊き上げの件もあったし、花火の製造の件もあった。・・・
一部のニュースだけを見てると、一方的な話のように思えるが、過度に反応している感じもするし、また、何も知らない人からすれば、妥当な訴えの気もする。・・・
もっと前なら、汚染わらを餌とした牛の牛肉が流通した件もある。・・・一体何を信じればいいのか分からないから、そういう不安が出る。・・・そういうニュースが流れればそれだけ更に不信感を持つ人もいる。・・・
しかし、汚染されていない福島周辺の地域で、毎日必死に復興の為、頑張っている方々からすれば、「どうして?むやみやたらに拒否するのか?俺たちは被曝していない!」と、大声で叫びたくもなるだろう。そして、原発を恨み、行政を憎み、国を憎む。怒りをいったいどこへぶつければいいのかと、頭を抱えてしまうだろう。・・・それでも、前向きに頑張ろうとしている。・・・単に福島産だという事で、何もかも汚染の可能性を探る事について、一種の差別につながりはしないだろうか?・・・
不安は、確かにある。・・・しかし、福島と言う名前だけで、いったん拒否すると言うやり方は、順番がおかしい気がする。・・・
しかも、起こった事項は、全て住民からの訴えから行政が調べるが、不安を払しょく出来ずに、中止されたり、撤回されたりした。・・・
以前、大震災後、海外への日本の輸出品を拒否する外国の港や企業が多発した。・・・
輸出品は、決して東北や関東のものに留まらず、関西や中国、四国、九州産にまで及んだのだ。要は、日本製品は全て汚染されている可能性があるからと言うのが、海外の意見だった。・・・
ただ、これぐらいの放射線量なら大丈夫と言う世界基準に照らして、放射線量を計り、保証書なるものをつけて、現地でも計って見せた。その内、日本全国が汚染されているのではなく、ごくごく一部に限り汚染されているという事が徐々に分かり始めて、ようやく普通の輸出が出来るようになったようである。・・・
商売する上では、信用が第一なのだから、日本人はこれくらいの配慮が出来る。そうして、今まで全世界で販売して来たのだと思う。・・・それがなぜ、日本国内で福島産拒否のような事が起こるのかが分からない。・・・
今まで、色々と騒いできているのだから、事前に放射線量を調べて、調査表くらいつけて販売しているだろうに、それがなかったという事か?・・・
今や、不安は食料品だけでなく、部品や、機材にも及んでいる。・・・しかし、話を聞いていると、まるで伝染病のように放射線をとらえているような感じもある。・・・
昨日も話したが、どれだけあれば有害になるのか分からない、こどもへの影響、癌化の恐れなどが、不安を呼び、膨らませているのだ。・・・
そう言う事が良く分かっていれば、事前に調査をするだろうし、行政が信用されているのであれば、事後承諾でも構わないが、信用されていない今、周到に準備しておく必要もある。・・・
それ以上に、今日明日の収入の為に、もう一度立ち上がるために、必死に頑張っている被災地の方々は、一連の事項をどう感じているのだろうか?・・・
物を作って販売すると言う基本の商売が出来ないのなら、しかも同じ日本人に拒否されてしまったら、いったいどうしたら良いのか、路頭に迷うだろう。・・・仮に汚染されていなくても、名前だけで判断され、疑われ、調べる前に拒否される。・・・これは、差別でしょう。・・・しかも、行政が住民に追及されて拒絶する。・・・行政が拒絶するという事は、憲法違反も視野に入れないといけないのではないでしょうか。・・・今後もこういう事が発生するなら、福島の生産者は立ち上がらないといけない。自分たちの権利を押し通さないといけない。何も、自分たちが原因を作ったわけではないのだから。・・・復興で大変で、そこまで手が回らないと思う、しかし、行き過ぎた事には、断固闘って、権利を主張しないといけないです。・・・被害を受けているのは、福島やその周辺のみなさんなのですから。・・・
誰も、国民どうし喧嘩しろと言っているのではない。・・・被災地以外の方々が、放射線に関して過度に神経質になるのも良く分かる。それを分かっていながら、何の対策も講じようとしない、国や地方公共団体に問題があるのだ。・・・行政に対して訴えも起こす勢いで行かないと、何も改善しないと思いますが、いかがでしょう。・・・
それでも、昨日も話した除染の問題が進んでいない今、不安視する他府県の方々の気持ちも分かる。それだけ、放射能と言うのは厄介な物質なのです。・・・
本当は、原発を推進していた昭和の時代に、こんな議論が全国レベルで、全国民レベルで起こっていれば、今のような事も起こらなかったと思います。しかし、起こってしまっている事は現実で、それに向かい合わないといけないのです。・・・
今後の事をしっかり見極めて、未来に向けて、正しい選択をして行かないといけません。・・・
今、何がどうなっているのか、今後はどうしたら良いのか、ただ逃げるだけではなく、真剣に取り組まないといけないです。・・・
全ては、子供たちの為に・・・
明日に、期待!・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます