今日は、とっても蒸し暑いです。台風12号の影響で、暑~い空気が流れて来ています。・・・
何だかふらふらしながら、ゆ~くり紀伊半島方向へ向かって来ています。・・・
「来るなら来い!返り討ちじゃ~!」とかなんとか言ってますが、自然の猛威には勝てません。・・・過去の経験上、台風が内陸の大阪まで上陸する事は、あんまりありません。ほとんど、途中で萎むか向きを変えて出て行きます。・・・
ただ、子供の頃よく上陸してたような気がしますが(紀伊半島や紀伊水道)・・・
台風シーズンと言えば、毎年「サザエさん」では、台風を題材にして奮闘するサザエさん一家が描かれています。・・・私が子供のころ見たお話は、台風が来るので、前日にマスオさんが天気図を読み行動を始めて、それを見たカツオやタラちゃんが「すごーい!」とか言って、お手伝いする。・・・窓や扉を板で補強して、家に入れなくなるとか。停電になって、ローソク使って、幽霊ごっこをするとか、ラジオを聴き始めるとか、波平、舟の昔話がはじまるとか・・・
当時は、学校も昼に休校になったり、仕事も休みになったりして、家の補強や買い出しなどをして、台風に備えていた。隣の家に手助けに行ったり、材料を共有したり、非常食を用意したり、みんな協力して台風に備えた。・・・らしい。・・・
私は、未だかつて、家の窓や扉に板を打ちつけている光景を見たことがない。・・・確かに植木や盆栽などの台風対策は見かけるが、普通の家でそんな光景は見たことがない。・・・また、台風だからという事で、学校はともかく、仕事が早く終わるというのも、よっぽどでないとありえない。・・・しかし、当時の「サザエさん」では、毎回対策を講じる。不思議に思ったのと不安になったので、おとんに聞いてみた。・・・
「窓とか板で打ち付けらんでもいけんのぉ?」・・・おとんは、いける、いける!と言って笑っていた。・・・
ある時、夜中に台風が上陸し、暴風の唸り声と雨戸に叩きつける轟音で眠れなかった。何度も、トイレに行くのにおとんを起こし、ついて行ってもらった。・・・トイレで、「ほんまに、いけんの?」・・・「あ~、ちょっと強いかなぁ~」と、おとんの弱音っぽい言葉で、余計に怖くなり、更に何度もトイレに立ったことがある。・・・その後、おとんの「絶対大丈夫や!」という言葉を聞いて、ようやく眠りについた。・・・
終戦後、建物の耐震化や耐暴風などで、どんどん強靭な建物が建てられるようになって行った。・・・木造建てが多かった当時は、当然のように補強をして台風に備えた。しかし、いつしかそれも必要ではなくなり、更に隣人や町内での結び付きも希薄になって行った。・・・
最近では、台風ごときでは、うろたえなくなってきた。それよりも、ゲリラ豪雨や河川の氾濫、津波などの水による被害が多く、その対応に追われている。・・・窓や扉に板を打ち付けても、家ごと流されてしまう状況が多い。家自体を強靭なものにしても、それを上回る自然の猛威が恐ろしいのだ。・・・
また最近では、気象観測の制度も上がり、ある程度は予測できるようになって来た。・・・先日には、アメリカのカトリーヌ(アイリーンです)ハリケーン。アメリカ政府は数十万人の避難指示を出せた。・・・
もう、個人では、大きな台風に対応する事が出来なくなっているようだ。・・・
今後の気象情報に十分注意して、対応しましょう!・・・
「いける、いける、大阪には、台風来えへんねん!」・・・(まだ、そんな事言うてんのー?)・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます