今日も定番の「自習やデ~!」でした。・・・
途中講師スタッフが2名立ち寄ってくれました。ありがたし~!・・・
こどもたちは、理科社会の精度を上げるべく奮闘しております~。・・・
「先生理科分からん~」・・・
「ハイハイ」・・・
私は、明日からの1階教室使用に向けての準備です。・・・
4階は受験生と高校生だけでの、ハイレベル授業!1階は今までの総復習の小・中1・中2です。・・・
明日からも大変(?)かも~・・・
「自習やデ~!」を日曜日にし始めたのは、元々は私自身がする事、行くところが無かったので「教室」であれこれ始めたのが最初です。その内、開いてるなら自習すると言う生徒が毎週来るようになりました。当然、定期テスト前には受験生を中心にたくさん来てくれます。・・・
あくまで自主性を尊重しています。「やるのなら開けているから来てもいいよ~」から始まったのです。だから教室で悪ふざけをする生徒は当然いない。・・・
勉強する環境としては、非常に良いと思うのです。しかし・・・
今年無事入試には合格出来ましたが、決して手放しでは喜べない生徒もいます。・・・
教室を友達との「コミュニケーション」の場にしてしまった生徒が数名います。何度も注意・指導をしましたが最後まで変わらなかった。通常なら、即刻辞めて頂くのだが入試が目前に控えていた事、親御さまとも話をして志望校は下げざるを得ない事、それでも最後まで看させて貰う事で同意いただいていました。・・・
結果的には、志望校を下げて前期試験で合格してくれましたが、私の本意ではない。・・・
去年はそういう事で毎日頭を悩ませていました。・・・
今となって良く考えると、「理念」から大きく外れている事に気付きます。・・・
「すべては、こどもたちのために!」・・・
確かに我々の行動理念としては間違いではないのかも知れない。しかし、うちの教室に来て友達同士で遊ぶ事自体、そういう環境になっていたという事は、それはもう理念から外れて行く事になります。来れば来るだけ、勉強しない、できない。そんな環境だったのでしょう。・・・
それでも何とか指導もしながら無事「高校」という処へ入れましたが、仮にうちの教室に来なくても合格出来ていたのではないか?とも思うのです。定期テストの成績は多少は上がりました。でもそれ以上は無理でした。その時点で、良くない環境になっていたのでしょう。・・・
我々の理念には、「学習を阻害している要因を可能な限り排除努力をする。」というのも含まれています。一年程前の小学校での体罰事件やいじめ、家庭環境による学力低下なども学習と並行して整理して来ました。あくまで教室では「学習」に専念して貰う為です。・・・
しかし、・・・
教室内で「学習」しない、出来ないのなら、本末転倒です。・・・
再度改めて行く事が急務であります。・・・
悪しき習慣をもうこの辺で断ち切ります。・・・
もう既にこのプロジェクトは始まっています。・・・
去年は、だれかれ関係なく入塾させてきましたが、ある程度選別してあげないと本人の為になりません。・・・
今年から、本人の「動機」を探りだすこともしています。・・・
大きく分けると、2パターンあります。・・・
一つは、学校での学習が理解できなくどんどん置いて行かれてしまい、どうして取り返せばいいのかが分からない。何とかしなければと不安に思っている場合。これは女子に多いです。当然ですが保護者の方を引っ張ってでも相談に来ます。・・・
もう一つは、本心は勉強と言うものに囚われたくない。本をみるのもいや!出来れば回避したい、それよりもクラブやゲームで遊んでいたい。でも周りの大人がうるさいから「勉強の仕方が分からん」と言う言い訳でごまかせる。無理やりやらされるのなら友達がいる塾へ行きたい。そうすれば、親もうるさく言わないし一石二鳥やぁ~。とにかくしんどい事は嫌。(こういう事にかけては天才です。男子に多いです。)・・・
今までは、どちらも受け入れて来ました。初めは私自身も「こどもたちは、誰一人悪くない」と思っていました。しかし、すでに毒されている子もいる事が分かりました。毒されている場合は、違う方法で指導していかないと直接的に学力向上や自主的な行動が出来ません。・・・
なぜこういう事になってしまったか?答えは、生徒数が多くなったからです。ただ今までのような受け入れ方法では、当然先ほどの本末転倒になりかねません。・・・
本当の意味での成績向上、学力アップを目指すなら、「やらされ小僧」(やる気のない毒された子)は、ひとりで学習させる環境が必要になります。一人と言っても家庭教師や個室で行うのではなく、友達がいない、顔見知りがいない環境で行うという事です。・・・
いつもの友達や知り合いがいれば、小学校からの自分のキャラを変えません。しかし、学習しない環境にいるのだから、本人のキャラクターから変えて行かなければいけません。だから、今期は友達紹介を中止しました。親御さまからの推薦だけです。・・・
面談時でも、友人が先にいて一緒に時間を共有したいだけの生徒も見極めて、先の事情を解説し再度お考えいただくようにしています。・・・
更には、本人にやる気がない「やらされ小僧」を、親があれこれお膳立てして「個別で指導」したら何とかなるだろうという、過保護での入塾相談も先の事を解説して再考頂くようにしています。・・・
今までこの「やらされ小僧」を何人も改善して来ました。無事全員の成績も上げられました。しかし、そこまで行くには相当の時間と授業料が掛かるのです。途中で自分のお子さんに愛想を尽かす親御さまもいました。成績が上がらず、それでも何とか押し続けてようやくレベルの低い高校へ入れるという生徒も今回いました。でもこれでは「塾」に行かせてる意味が無いと言われても仕方がないのです。幸いな事に、今の所保護者様から何のクレームも出ていません。それだけ我々の行動に理解を示してくれているのですが、そういう保護者の方々に今後は甘えて行くわけにはいきません。・・・
経験上一番初めの段階で分かるようになりましたので、そこでブロックするか別の提案をして行きます。この提案は、前向きな子にはなんともないですが、「やらされ小僧」にはキツイ物なのです。・・・
我々にとっては、こどもたちが一番大事です。その次が保護者の方です。・・・
川柳に、「いくつになっても、母は息子に、騙されて」と言うのがありました。・・・
これは「オレオレ詐欺」を詠んだものですが、あながちそれだけとは限りません。永遠のテーマかもしれません。ただ、親を騙すようなこどもの更生までは、まだうちでは出来ないのが現状ですので・・・
更なる努力で、当然その辺も出来るようにして参りますが、あくまで今の所は出来かねる。という事です。・・・
明日に、期待!・・・