人生の日の出Ⅱ「Hero's りんくう校」編

「すべては、こどもたちのために!」我々の行動理念です。
無料体験いつでも!学習塾・英会話・幼児英語・実施中!

加太漁港。(和歌山市)・・・

2011-10-09 20:15:34 | 日記・エッセイ・コラム

 今日は、伯母さんの住む、加太へお母んと行きました。・・・

伯母さんは、お母んの姉。伯父さんも健在。・・・漁師町です。・・・

砂浜があり、夏は海水浴、サーフィン、夏冬問わず魚釣り、天然鯛が捕れるし、海苔やわかめも産地。淡島神社があり、ひな流しが有名。全国から、古くなった雛人形や大切にしてきた人形や針などを奉納する。女性の病封じに効果ありとされ、安産などの祈願も多い。・・・女性の為の神様である。・・・

小さい頃、いとこと良く悪さして叱られた。・・・そのいとこも数年前に、病に倒れ先立った。・・・

小学校の夏休みに、一度だけ泊まり込みで遊びに行った事があったが、正直魚が苦手で、食卓に並ぶのは全て魚料理だった。食べられたのは、たこの刺身くらい。・・・「おう!たこ、すきか~」と、伯父さんに言われて、魚が食えないからとは言えず、「すき!」とか嘘をついた。・・・

今日は、伯母さんの好物の柿とイチジクを持っていくらしい。・・・実は、この二人、良く喧嘩する。ほんとは仲良しなのだが、なにかにつけて喧嘩している。・・・伯母さんは、いつまでたっても妹扱いして、お母んを怒らせる。お母んはお母んで、一々口挟むな!とか言っている。・・・どっちもどっちなのだ。・・・その内、こうして相手の好物を持って行ったりして、仲直りする。・・・

「加太へ柿持って行きたいんや~。送ってほしいー」・・・昨日のお母んからの電話。一人で行きにくいらしい。・・・

お母んを乗せて、加太へ向かう。・・・

伯父さんは、根っからの漁師ではないが、漁師町で生まれて育ったのだ、若いときは漁師をやっていた経験があるが、就職した。・・・漁師よりも生計が立てやすい方へシフトしたのだ。・・・和歌山市は、住友金属和歌山工場により、大きく発展したと言っても過言ではない。・・・その関連企業に、伯父さんは就職した。・・・

しかし、漁師の腕前は、ピカイチらしい。・・・船も持っている。・・・

定年退職し、朝一で漁に出て、魚を釣り、なじみの魚屋で買ってもらう。・・・一本釣り。・・・

伯母さん家に着いた。・・・

「飯食うたか?まだやったら、すし取るか?」・・・お母んは、まだ食ってないけど、「食った、食った」と、余計な気遣いをされたくないと嘘をつく。・・・

伯父さんに挨拶し、居間に座る。・・・足を崩せと言われる。私は、子供のころから、胡坐がかけない。ずっと、正座。・・・小さい頃から、胡坐で座ったことがない。・・・おとんもそうだったから、いつしかそんな体になってしまった。・・・だから、正座なら、少々の時間は、痺れない。・・・ただし、板間での正座は脛が痛くなるが・・・

話を聞いていると、加太も過疎化が進み、スーパーや商店がなく、コンビニも一軒、役場(支所)も移転が決まって、車で20分行かないといけない。食堂などのお店もない。・・・砂浜沿いに喫茶店があるが、町の住人は利用しない。ほとんど、他府県からの観光客。・・・

ほとんどが年配者。若者は、隣の町に出て行くらしい。・・・だから、漁師はほとんど、年配者なのだ。・・・かつての私の同級生たちは何処へ行ったのだろう?・・・たくさんいたが・・・

しばらくして、近所の人が入ってくる。・・・伯父さんの所で井戸端会議。・・・

「最近、獲れへんなぁ~」・・・「あかん!海に魚、おれへん!」・・・などと、会話が進む。・・・普通なら、ここに、日本酒が出て来そうだが、体の事を考えて、禁酒。代わりにコーヒーなのだ。・・・早くに息子を失ったから、長生きしないといけないと思っているようだ。・・・

伯父さんは、かつて(今も?)フカなのだ。・・・どんなに呑み込んでも酔わない。・・・さすが、海の男なのだ。・・・(海は、よぉ~ぉ~、海は、よぉ!)・・・今は、体を気にしている。・・・

「昨日、淡島さんとこ行ってたら、あいつ、後ろついて来てたんや~、けど、すぐ淡路の方へ行った。~」・・・???・・・これ、海の上での話。・・・どこかの道での話かと思った。・・・海にも道があるようで、私には分からない。・・・

伯父さんは、しきりに、私の興味がある事を聞いてきた。たぶん、男同士の話がしたかったのだろう。・・・ふと、心配な事を聞いてみた。・・・

福島の原発問題から、魚への影響について・・・

ストレートには聞けないから、秋刀魚の話から・・・

秋刀魚の群れが北海道から南下し始め、東北沿岸で釣れているが、原発あたりで、漁が禁止されるかもしれないと言う話。・・・

「秋刀魚は、小さい!」・・・こんなんやーと片手で示す。・・・「この辺の秋刀魚は、長崎方面から来んねん!」・・・「な、長崎?」・・・

この一言で、そうか!と分かった。・・・黒潮が千葉の房総沖で太平洋方面へ、親潮が同じように北から流れて太平洋方面へ対流する。・・・

潮の流れから、原発周辺の魚や海の流れは、房総沖で太平洋方面へ流れる。・・・だから、その原発沖で禁漁にしようと言っているのか!・・・用心に越したことはない。・・・

餅は餅屋なのである。・・・私は、単にそのまま南下すると思い込んでいた。・・・

そうこうしていると、お母んが合図を送って来た。・・・そろそろ、帰ろうの合図。・・・

伯父さんがそれに気づかず、トイレへ・・・伯父さんが出てくるのを待って、立ち上がった。・・・

「お邪魔しましたぁ~」・・・伯父さんが表まで出て、送ってくれた。・・・

帰り道。・・・結局お昼を食べずにいたので、いつもの和風レストランで食事をした。・・・

長男の嫁に、次女が生まれた事は、言わなかった。・・・余計な気遣いをさせないため・・・また、言えば、御祝儀を催促しているようだし・・・お母んと話が一致した。・・・

お母んを実家へ送り、おとんの仏壇に線香をあげ、実家を出た。・・・伯母さんのお土産の天然鯛を持って・・・

数匹貰ったので、長男にもあげようと連絡するが、応答なし・・・こ奴は、いつもである。・・・男親というものは、こんなもんです。・・・いつ連絡あるかどうか?・・・

そうこうしていると、伯母さんから電話。・・・

「今日は、来てくれて、ありがとうよー、おっちゃん泣いてんねん」・・・えっ?・・・

久しぶりに、息子と話が出来たように感じたらしい。・・・

「また、来てやってー」と、伯母さんに言われた。・・・「必ず!また・・・」電話を切った。・・・

それぐらいなら、お安い事だ。・・・

しかし、私は魚が苦手なんだけれど~。・・・酒のあてなら、Okだが!・・・

今までの、伯父さんや伯母さんへの苦手意識が薄らいだ。・・・

・・・・・・・・・・今日は、この辺で・・・

明日に、期待!・・・

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 身延山参り、親子二人旅。・・・ | トップ | おチビちゃん現る。・・・ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事