川栄李奈、女優躍進を支えるのは危機感「私なんてすぐに消える」

川栄李奈、女優躍進を支えるのは危機感「私なんてすぐに消える」

――その女優スイッチを入れるための、日々のエネルギーの源は？
【川栄李奈】　AKBの仲間たちですね。今も疲れたら話を聞いてもらったりと、お互い励まし合っています。私は5年間AKBにいたんですが、ずっと一緒にいるから、本当に家族よりも同じ時間を共有している。青春時代を一緒に過ごした仲間であり、戦友であり、家族。あの子たちに負けたくない！っていうよりは、家族…お姉ちゃんが頑張っているのを見ている感じ。「頑張ってね、私も頑張る！」っていう感覚ですかね。

川栄さんの「頭の良さ」がストレートに伝わってくるインタビュー。

引用部分からは、AKBという環境の素晴らしさが分かるとともに、その環境を生かすも殺すも、当の本人次第であることが、このインタビューを通して納得される。既述の通り、「成功」のための必要条件は、知能の高さ、心の強さ、強運なんであり、さらにその先にある自己了解像と世界認識ということになる。「そこ」にまで意識が到り、なおかつ歪まないことのなんと困難なことか。