AKB48の旅

AKB48の旅

AKB48紅白対抗歌合戦

2012年03月31日 | AKB
DVD2枚組の、変なところ(優子VSあっさん直前)でディスク交換が何とも苛立たしい。いいかげんブルーレイにしてくれよう。内容的には楽しかったの一言でもいいけど、MCでも言ってたけど、本家よりも楽しいし、こっちが本家でも良いくらい。ファンのひいき目かも知れないけど、けっこうマジでそう思う。

これ見る前に、リクアワ2011を3回見返してて、合わせて感じ入ったのが、AKBは日本のアイドルポップの歴史を全部飲み込んでるなってこと。いろんなテイストの曲があってまったく飽きが来ないだけでなく、過去の名曲の本歌取りに溢れてる。懐かしさは最強のスパイスだね。

メイキングによると秋元康によるMVPは全員にらしいけど、リアルタイム時の反応とか思い出してみても、やっぱりさっしーのDear Jがぶっちぎりだろ・・・と思ったけど、コメンタリー見たら一概に言えなくなった。歴史と思い入れを考えると、全員をMVPにするしかないか。納得。あと、「枯れ葉のステーション」はオリジナル音源にして欲しかったかも。

干渉

2012年03月30日 | AKB
4月25日 板野友美
5月02日 乃木坂46 指原莉乃
5月09日 NMB48
5月16日 SKE48
5月23日 AKB48

確定情報だよね。板野友美は同発次第かもだけど、AKBグループで5週以上連続オリコン一位独占かな・・・とか思ってたら、嵐の新曲が5月9日ですか。ジャニーズにして苦心の調整かな。オリコン1位を狙うとして、AKBはムリ、SKEも危うい。残る乃木坂はソニー、さっしーがavex、SKEもavex、NMBが聞いたことないレーベルだけど吉本ということで、政治的配慮もあってNMBにぶつけると。なんかいろいろと凄いな。

NMB的にはしくじったのかもしれないけど、外都合は置いといて、これは総選挙対策なんだからやむを得ないということでしょ。どう見たってこのリリースラッシュ、ヲタさんの体力を奪うというと言い過ぎだけど、SKE、NMB陣営の物量攻勢を困難にしようとする意図は明らかなんじゃないか。あっさんの卒業を織り込んだ戦略にして、一般ライト層の影響力を最大化しようとしてるとしか思えないな。もちろん加えての、去年とは比べものにならないDOCUMENTARY of AKB48 Show must go onも用意されたうえ、DVDの発売が異例の早さの4月20日ときたもんだ。

どういう票読みをしてるのか、それとも単に面白がってやってるのか。たぶん両方なんだろうけど、まあ、上位だと少なくともRに不利に働くのは間違いないだろうし、さっしーへのぶっ込みもしずらくなってる。一方であっさんたかみなには追い風が吹く。とは言え、主眼は上位ではなくて下位だろうね。下位の順位は僅差で変わるんで、このような干渉がどう影響するのか。まさに秋元康の「読み」通りになるのか。

64位まで拡大されたということで思うんだけど、去年までの40位ってのは「救済」的な要素もあったんじゃないか。チームA、K、Bの正規メンで48(46)人。この段階で人数的にはオーバーフローなんで、正規メンが圏外でも何となく言い訳が立ってた。けれども、64位まで拡大されても圏外なら、それはもはや戦力外通告に外ならないんじゃないか。

蛇足。NMBについては、相手が嵐ということでかえって諦めがついて、そんで総選挙の方へ全力でぶっこむ、なんてことが水面下でおこったら、それはそれで興味深いかも。

16X4

2012年03月29日 | AKB
SSAの今回のサプライズは、すべてあっさんの卒業から逆算する必要があると思う。東京ドームコンサートは正にそのまんまで、空前のプラチナチケットになりそう。Jの兼務はシンプルに考えてあっさん後の手当ということだろうし、みるきーの兼務は、やはり次期AKBの中核たるノイエ地方組に足りないもの、秋元康の言う「魔性力」を補うためあたりか。

というわけで次期政権は既に姿を現してることになるのかな。カリスマ指導者の後継は集団指導体制というのが歴史の常道だけど、そういう予定調和は秋元康の最も嫌うところ、七掛けの法則発動なんで避けるんだろうな。さてどういう手を打ってくるか。

というところまで考えてみて、大事なことを思い出した。秋元康は常に先手を打ってくるということ。あっさんの卒業発表の段階で既に手は打ってるはずなんだ。Jみるきー人事も間違いなくそうだったし、後は何があったか。吹っ飛んでしまったけど総選挙があるじゃないか!16X4=64席に変えてきた。人数を増やしただけのように見えるけど、そうだろうか。ここから何か戦略が読み取れないか。

公式見たけど、まだ詳細は分からない。メディア情報が本当なら、選抜が減員されてそのままメディア選抜になるらしいことの他は、GMF等と同じ仕組みになるようにしか見えない。でも、あっさんが今回も総選挙に参加するなら、そして営業考えれば絶対参加させるだろうから、今回のルールが暫定で、次の次のシングルから何らかの動きがあると考えるのが自然だろう。

以下やすすぐぐったす引用****************
AKB48、5月23日発売の26thシングル「真夏のSounds good」。
そのミュージックビデオを観てください。
攻める者たち、守る者たち、2つに分かれた闘いに今後のAKBグループの姿が見えると思います。

たぶん、僕の人生でAKB48グループが最後のアイドルプロデュースです。それは全力でやりますよ。SKEのファンのみなさんも、NMBのファンのみなさんも、
紆余曲折がありながら大きくなっていく、
地元から誕生したアイドルグループをしっかり目撃してください。
以上引用****************

「攻める者たち、守る者たち」かあ。単純に新旧対決かな。「真夏のSounds good !」が36人の2チーム編成というのが布石なのかな。とすれば、複数チームによる組み合わせフォーメーションという方向性はありか。絶対のセンターが空席になるんだから、選抜チームを四つ組んで、それぞれさっしーセンター、Jセンター、まゆゆ(orみるきー?)センター、ぱるるセンターとかね。テレビはどうするか。できそうなことが多すぎて絞りきれないし、どうやら何の問題もなさそうだし、こういう何でもありの方向性はおもしろいんじゃないかな。

飛ばしすぎだけど、そんなに暴論にも思えないな。まあ妄想は妄想ということで。


SSAコンサートから窺えること

2012年03月28日 | AKB
あまりのサプライズの連続に絶句させられてしまって、ついつい忘れがちになるけど、初日のストリーム見てもその一端を十分に感じることができたSSAコンサート。参戦していた方々のレポがいくつか上がっていて、共通して絶賛ですね。「神公演」だったよう。西武ドームの反省がしっかり生かされてる。

BBQ松村香織の特別編がバックステージの様子をちょっとだけ見せてくれてて、案内表示とかタイムテーブルとかに丁寧な仕事ぶりが垣間見える。何でも大事なことは細部に宿るんで、これだけ見ても裏方さんの仕事ぶりが分かろうというもの。こういうできて当たり前のことができてなかった西武ドームと今回の違いは何か。いろいろあるだろうけど、結局は意識の問題であり、組織の問題であり、つまるところはトップ、つまり秋元康の指導力ということになるんじゃないか。

ここまで改善するには相当の努力、苦労があったはずで、裏方ゆえ表に出ることはないけど、その仕事ぶりに賞賛とねぎらいの言葉を贈りたいな。そして、商品としてのAKBメンバーの苦悩と成長を見せる一方で、商品ではないスタッフの苦闘は一切見せない、言い訳をしない、そのプロ意識にも敬意を表したい。

AKBの新しさ、すばらしさ、何よりの特徴はその透明性、公正性にある、何度も書いてきたけど少なくとも私はそう考えてる。マスコミの歪んだフィルターはかかってない。だからこそ、その評価は個々人に託されてる。柳沢きみお先生のような評価もあれば、小林よしのり先生のような評価もある。そうやってさらけ出されているからこそ、神の見えざる手による「進化」が実現されている。淘汰圧が誰かの恣意ではなく、日本の社会、文化による「自然淘汰」にゆだねられてる。だからAKBの輝きは素晴らしいんだ。

「ブラック企業」的な言説も散見されるけど、それって根本的に間違った議論じゃないかなと思う。生命現象自体が残酷きわまりないのはその通りだけど、だから生命は美しいんだ。


2012年03月27日 | AKB
AKB最大の功労者だったけど、正面突破を成し遂げた後は最大の障害物。AKBムーブメントを冷静に俯瞰するなら、そういうことなんだと思う。けれどもそれは卒業という意思表明の後、当の本人の決断を知って、初めて気づけることだった。前田敦子が成功者なんだということを、あらためて見せつけられたように思う。

身を引くという言い方は古風に響くかな。「卒業」という表現からは気づきにくいけど、ここでも自己犠牲、利他行為が垣間見えるように思う。自己都合のように語ってるけど、状況をフラットに眺めれば、そうではないことに気づけるんじゃないか。

前田敦子という駒を外してみると、今後のAKBの方向性がクリアになる、シンプルになるというのは昨日書いた。見通しが良くなる方向性、複雑にではなくよりシンプルになる方向性は、それが安易なものや、逃げの姿勢ではない限り、正解である可能性が高い。小嶋陽菜のような天才ではないあっさんだけど、成功者であるという結果が正解へと直結した、それが今回の卒業というタイミングなんだろうな。

最前線に仁王のごとく立ちはだかっていた壁が消える。世間の風邪が直接吹き込んでくるけど、もうそこには吹雪も嵐もない。そんなそよ風に向かって走り出せば良い。さっしーがもう一歩先を進んでる。そこに続くのは誰なんだろう。まゆゆはどうするのかな。そして高橋みなみ。今まさに最大の盟友を失うことになるけど、そしてこれからも我が身を引きちぎられるような別れを経験し続けることになるんだろうけど、それでもAKBが存続し続ける限り、立ち止まることは許されないし、AKBが組織であり続ける限り、彼女がその中心であることに変わりはないんだろうな。哀しい、辛い立ち位置だけど、そういう人生ってすばらしい。