欅坂46、“黒スーツ”でファン層拡げるか? 「風に吹かれても」MVで見せたギャップ
長身の土生瑞穂や渡邉理佐、クールな印象の強い志田愛佳など、カメラに睨みを利かせ、膝を立て、男勝りな格好で佇む様子はインパクトがあるが、それ以上に鮮烈なのが平手のボブからショートにチェンジしたヘアスタイル、そしてメガネ姿である。さらに驚きだったのが、男性向けファッション誌『STREET JACK』への“メンズモデル”としての起用。雑誌の裏表紙を務めた平手は、誌面で90年代のアメリカを意識したスタイリングで登場。「髪の毛を切ってからは『いつかメンズとしてモデルをやってみたいな』と思っていた」と語る彼女は、「人生初の短さです。今回の楽曲(『風に吹かれても』)で『男の子っぽさを表現したい』って思っていたので切ることに抵抗は全然なくて。『とにかく女の子っぽさは捨てて、男の子っぽくやってください。可愛さはいりません』って言いました」とイメージチェンジを図った理由を明かしている。
「風に吹かれても」のMVは、もうだいぶ前に例によってエムオンサキドリ!で捕獲して、ヘビロテということはないけど、それなりの回数、見返したりしてる。これまでのシングル4作が、言わばサプライズ的な要素があって、そちらに目を奪われがちだったけど、そんなことよりも楽曲としての完成度の高さ、そして何より、個として突出する平手さんのインパクトに圧倒される思いだったことは、既述の通り。
今回の「風に吹かれても」は、そういう意味でのムダなサプライズ感は、少なくとも私には感じられない。男装や平手さんのショートカットとメガネは、正直に書くけど、けっこう想定の範囲内だったりする。けれども、個としての先鋭化、無への跳躍は、なお勢いをそがれることはなかった。こちらも正直な感想として敢えて書いてしまうけど、「不協和音」で限界に達したかに見えた、そんなビッグバン宇宙の膨張限界のような佇まいを、あっさりと払拭してしまって見せたように感じられる。平手さんはどこまで行くんだろう。行けるんだろう。
引用記事自体は、例によって渡辺彰浩氏の署名記事。例によって「大したことは言ってない」だったりする。
長身の土生瑞穂や渡邉理佐、クールな印象の強い志田愛佳など、カメラに睨みを利かせ、膝を立て、男勝りな格好で佇む様子はインパクトがあるが、それ以上に鮮烈なのが平手のボブからショートにチェンジしたヘアスタイル、そしてメガネ姿である。さらに驚きだったのが、男性向けファッション誌『STREET JACK』への“メンズモデル”としての起用。雑誌の裏表紙を務めた平手は、誌面で90年代のアメリカを意識したスタイリングで登場。「髪の毛を切ってからは『いつかメンズとしてモデルをやってみたいな』と思っていた」と語る彼女は、「人生初の短さです。今回の楽曲(『風に吹かれても』)で『男の子っぽさを表現したい』って思っていたので切ることに抵抗は全然なくて。『とにかく女の子っぽさは捨てて、男の子っぽくやってください。可愛さはいりません』って言いました」とイメージチェンジを図った理由を明かしている。
「風に吹かれても」のMVは、もうだいぶ前に例によってエムオンサキドリ!で捕獲して、ヘビロテということはないけど、それなりの回数、見返したりしてる。これまでのシングル4作が、言わばサプライズ的な要素があって、そちらに目を奪われがちだったけど、そんなことよりも楽曲としての完成度の高さ、そして何より、個として突出する平手さんのインパクトに圧倒される思いだったことは、既述の通り。
今回の「風に吹かれても」は、そういう意味でのムダなサプライズ感は、少なくとも私には感じられない。男装や平手さんのショートカットとメガネは、正直に書くけど、けっこう想定の範囲内だったりする。けれども、個としての先鋭化、無への跳躍は、なお勢いをそがれることはなかった。こちらも正直な感想として敢えて書いてしまうけど、「不協和音」で限界に達したかに見えた、そんなビッグバン宇宙の膨張限界のような佇まいを、あっさりと払拭してしまって見せたように感じられる。平手さんはどこまで行くんだろう。行けるんだろう。
引用記事自体は、例によって渡辺彰浩氏の署名記事。例によって「大したことは言ってない」だったりする。