http://www.youtube.com/watch?v=CTGObgh9ZoE
http://www.youtube.com/watch?v=k-jyUxatOrs
http://www.youtube.com/watch?v=-SiB0D-bhGs
http://www.youtube.com/watch?v=dD4BXCuWBEU
「ドラフト候補者に密着!①~④」を見た。とても面白かったし、いろいろ見えて来るものがあったように思う。まだ途中ではあるけど、合宿という一つの山場を越えたところで、思うところをつらつらと。
まず何より驚かされたのが、候補者全員のレベルの高さ。と言っても見た目とかではなくて、人間力とでも表現すれば良いのか。年齢相応に常識人。根性があるんだけど泥臭くはない。努力する才能に恵まれてる。意識が高くて、逃げを打つ者がいない。そして脱落者が出ないどころか、この短期間に、全員が急成長してるのが伝わってくる。たぶん、普通に社会人としてもやってけそうだし、能力的にも、明らかに優秀な部類に入る女の子達。しかも容姿まで備わってるという。
もちろん編集でそう見えるようにしてるという見方もできるけど、たぶんこの映像は、審査する各チームキャプテンや支配人も見るんだろうし、そんな小細工は、不要どころか有害となる。ASAYAN方式と言えばそれまでかも知れないけど、お金も人も存分に奢られてて規模が大きい分、かえって公正性が担保されてるとも見なせそう。
そのお金と人だけど、流石にAKB本店絡みというか、けちくささが欠片もないのが天晴れとしか。AKBの通例に照らし合わせれば、この合宿の参加料とかは徴収してないはず。なのに、講師陣も名のある人ばかりだし、分かり易い例として、初日の夕食弁当ががっつり写ってたけど、その豪華なこと。候補者達も歓声を上げてたくらい。あとは、この合宿場、見る人が見れば場所が特定できそう。
閑話休題。これを見ていて、「AKBドラフト会議」とは何なのか、そのコンセプトがようやく見えてきたような気がする。これって一義的には、可能な範囲での人事の透明化ということであり、実質的には、メンバー採用システムの再構築の試みということなんじゃないか。
AKBでやっていける最低限のハードルであるところのライン、例えば容姿や人間性等についての選抜部分は、透明化できない。そこは企業の入社面接とかとも同じで、審査基準とか点数とかは、非公開にするしかない。いろんな意味での、プロの目利きを信じるしかない。
けれどもそこから先、通常であれば、仮研究生→研究生→正規メンバー→選抜メンバーというヒエラルキーを這い上がって行くとして、その内実的な部分も含めた全体像を、隠し立てすることなくさらけ出すことは、決して不可能ではないだろう。実際、頂点たる選抜メンバーは、年間シングル5曲中2曲で、完全な透明化が達成されている。
もちろん、研究生公演という形で、それは既に実現されていたという見方もできる。けれどもその仕組みは、AKBがまだ地下アイドルだった頃に萌芽を見たシステムであり、現状に合わなくなってるんじゃないか。具体的には、てんとうむChu!のメンバーのように、従来の階梯にはそぐわないレベルの人材が、列をなしてAKBに押し寄せて来てる、そんな感触を運営サイドは実感してたんじゃないか。
そこで、ハードルの上がった研究生オーディションからその先を、英才教育型に変えて、その過程を映像で公開することを試みたんじゃないか。その上で、一気に正規メンバーへと選んでしまう。そのスピード感をこそ楽しめる、エンタテインメントにできる、そう考えたんじゃないか。
かつてなら、AKBは高校野球という比喩で良かったんだろうけど、現状、既にして正規チームの多くはプロ野球レベルと見なせる。ならば研究生こそが高校野球の比喩に当たるのであり、そんな研究生を正規メンバーに昇格させるのであれば、それはドラフト会議という形式によって行うことこそ、ふさわしい在り方ではないか。しかも選択の主体はチームキャプテンと支配人。つまりは現場ということ。これが面白くないはずがない。
http://www.youtube.com/watch?v=k-jyUxatOrs
http://www.youtube.com/watch?v=-SiB0D-bhGs
http://www.youtube.com/watch?v=dD4BXCuWBEU
「ドラフト候補者に密着!①~④」を見た。とても面白かったし、いろいろ見えて来るものがあったように思う。まだ途中ではあるけど、合宿という一つの山場を越えたところで、思うところをつらつらと。
まず何より驚かされたのが、候補者全員のレベルの高さ。と言っても見た目とかではなくて、人間力とでも表現すれば良いのか。年齢相応に常識人。根性があるんだけど泥臭くはない。努力する才能に恵まれてる。意識が高くて、逃げを打つ者がいない。そして脱落者が出ないどころか、この短期間に、全員が急成長してるのが伝わってくる。たぶん、普通に社会人としてもやってけそうだし、能力的にも、明らかに優秀な部類に入る女の子達。しかも容姿まで備わってるという。
もちろん編集でそう見えるようにしてるという見方もできるけど、たぶんこの映像は、審査する各チームキャプテンや支配人も見るんだろうし、そんな小細工は、不要どころか有害となる。ASAYAN方式と言えばそれまでかも知れないけど、お金も人も存分に奢られてて規模が大きい分、かえって公正性が担保されてるとも見なせそう。
そのお金と人だけど、流石にAKB本店絡みというか、けちくささが欠片もないのが天晴れとしか。AKBの通例に照らし合わせれば、この合宿の参加料とかは徴収してないはず。なのに、講師陣も名のある人ばかりだし、分かり易い例として、初日の夕食弁当ががっつり写ってたけど、その豪華なこと。候補者達も歓声を上げてたくらい。あとは、この合宿場、見る人が見れば場所が特定できそう。
閑話休題。これを見ていて、「AKBドラフト会議」とは何なのか、そのコンセプトがようやく見えてきたような気がする。これって一義的には、可能な範囲での人事の透明化ということであり、実質的には、メンバー採用システムの再構築の試みということなんじゃないか。
AKBでやっていける最低限のハードルであるところのライン、例えば容姿や人間性等についての選抜部分は、透明化できない。そこは企業の入社面接とかとも同じで、審査基準とか点数とかは、非公開にするしかない。いろんな意味での、プロの目利きを信じるしかない。
けれどもそこから先、通常であれば、仮研究生→研究生→正規メンバー→選抜メンバーというヒエラルキーを這い上がって行くとして、その内実的な部分も含めた全体像を、隠し立てすることなくさらけ出すことは、決して不可能ではないだろう。実際、頂点たる選抜メンバーは、年間シングル5曲中2曲で、完全な透明化が達成されている。
もちろん、研究生公演という形で、それは既に実現されていたという見方もできる。けれどもその仕組みは、AKBがまだ地下アイドルだった頃に萌芽を見たシステムであり、現状に合わなくなってるんじゃないか。具体的には、てんとうむChu!のメンバーのように、従来の階梯にはそぐわないレベルの人材が、列をなしてAKBに押し寄せて来てる、そんな感触を運営サイドは実感してたんじゃないか。
そこで、ハードルの上がった研究生オーディションからその先を、英才教育型に変えて、その過程を映像で公開することを試みたんじゃないか。その上で、一気に正規メンバーへと選んでしまう。そのスピード感をこそ楽しめる、エンタテインメントにできる、そう考えたんじゃないか。
かつてなら、AKBは高校野球という比喩で良かったんだろうけど、現状、既にして正規チームの多くはプロ野球レベルと見なせる。ならば研究生こそが高校野球の比喩に当たるのであり、そんな研究生を正規メンバーに昇格させるのであれば、それはドラフト会議という形式によって行うことこそ、ふさわしい在り方ではないか。しかも選択の主体はチームキャプテンと支配人。つまりは現場ということ。これが面白くないはずがない。