皆様こんばんは。
本日は林海峰名誉天元との対局でした。
対局の模様は幽玄の間で中継されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/2a/d0e0f3b9c0b5e5591b6e4990ef0a3e71.jpg)
私の白番です。
右上隅の味が悪そうです。
どこから手を付けますか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/fc/79526b46053652a43925c1c3bcb2ab55.jpg)
予備知識です。
中央白1が気になる方も多いでしょうが、下辺と振り替わりになっては白損です。
しかしこの手があるので黒Aからの切断は心配いりません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/e7/785e447d24c28aa10f4ecbbfc3a790de.jpg)
それでは本題に入ります。
まずは白1と押さえるのが急所です。
コスまれると生きてしまいますから、黒は取りに行くなら黒2しかありません。
さて、この後白はどうしますか?
ヒントはダメヅマリです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/ec/1b5d22d0afe7a4511f55e1fc9bad7c65.jpg)
白1から黒8まで、一本道です。
おや、黒のダメが詰まってきましたね?
白としてはここが重要な分岐点です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/e8/e8f5b9ead18d0da35a65a13dcd9ec3b4.jpg)
白1のハネを考えられた方が多いと思います。
私も当初はその予定でした。
浮かんだ図の一例が黒12までのコウです。
まだ調べていないので双方最善の図はわかりませんが、少なくとも黒を無条件で取れるような事はないでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/10/a04e6ff2b8c59803af121861e34f1ed2.jpg)
実戦では、白1とつなぐ手に気が付きました。
プロには盲点になる手ですが、実はこれで黒困っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/1c/c1e57725951c7fbc07c2f882aef6f4f3.jpg)
黒1とダメを詰めると、Aのコウを狙って白4が先手になります。
そして白6と生きると、上辺の黒も生きなければなりません。
結果隅を先手で生きて白10に回っては大戦果です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/50/acae148628470ac7b58b2894342c649c.jpg)
実戦は黒1でしたが、白2と下がられて困りました。
白を取れそうで取れない形になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/a9/f6b10d91abcae93e09859a4f7ad21b59.jpg)
6子のダメを詰めていっても、セキの形になります。
お互いにセキの外側が生きておらず、両セキ崩れといった感じの形になっています。
しかし黒の方がダメの数が少なく、下方の黒は取られとなります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/23/7fd4840c26db431464147371750435ae.jpg)
隅の方に向かっても、やはり遠回りを強いられます。
最後は押す手なしとなり、白1手勝ちです。
今まで沢山碁を打ってきましたが、こんな形を見るのは初めてです。
発見できて幸運でした。
ここで勝勢になったものの、震えるあまりの1手パス等杜撰な着手が続きました。
最後は半目勝ちのようでしたが、負ける手順もあったかもしれません。
こういう碁を落とした事は過去に何度もあり、今回そうならなかったのもまた幸運でした。
反省、反省・・・。
最後に、私の対局をご覧になった方へちょっとした問題を出しておきます。
最終、黒が手を抜いてしまって終わりましたが、手を入れていたらどうなるでしょうか。
試しに最後まで想定図を作ってみたら黒半目勝ちになり、不思議に思われた方もいらっしゃるかもしれません。
実は意外な所に白から先手1目の手があって半目勝ちになります。
なお地味すぎる問題なので、回答はありません(笑)
本日は林海峰名誉天元との対局でした。
対局の模様は幽玄の間で中継されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/2a/d0e0f3b9c0b5e5591b6e4990ef0a3e71.jpg)
私の白番です。
右上隅の味が悪そうです。
どこから手を付けますか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/fc/79526b46053652a43925c1c3bcb2ab55.jpg)
予備知識です。
中央白1が気になる方も多いでしょうが、下辺と振り替わりになっては白損です。
しかしこの手があるので黒Aからの切断は心配いりません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/e7/785e447d24c28aa10f4ecbbfc3a790de.jpg)
それでは本題に入ります。
まずは白1と押さえるのが急所です。
コスまれると生きてしまいますから、黒は取りに行くなら黒2しかありません。
さて、この後白はどうしますか?
ヒントはダメヅマリです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/ec/1b5d22d0afe7a4511f55e1fc9bad7c65.jpg)
白1から黒8まで、一本道です。
おや、黒のダメが詰まってきましたね?
白としてはここが重要な分岐点です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/e8/e8f5b9ead18d0da35a65a13dcd9ec3b4.jpg)
白1のハネを考えられた方が多いと思います。
私も当初はその予定でした。
浮かんだ図の一例が黒12までのコウです。
まだ調べていないので双方最善の図はわかりませんが、少なくとも黒を無条件で取れるような事はないでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/10/a04e6ff2b8c59803af121861e34f1ed2.jpg)
実戦では、白1とつなぐ手に気が付きました。
プロには盲点になる手ですが、実はこれで黒困っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/1c/c1e57725951c7fbc07c2f882aef6f4f3.jpg)
黒1とダメを詰めると、Aのコウを狙って白4が先手になります。
そして白6と生きると、上辺の黒も生きなければなりません。
結果隅を先手で生きて白10に回っては大戦果です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/50/acae148628470ac7b58b2894342c649c.jpg)
実戦は黒1でしたが、白2と下がられて困りました。
白を取れそうで取れない形になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/a9/f6b10d91abcae93e09859a4f7ad21b59.jpg)
6子のダメを詰めていっても、セキの形になります。
お互いにセキの外側が生きておらず、両セキ崩れといった感じの形になっています。
しかし黒の方がダメの数が少なく、下方の黒は取られとなります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/23/7fd4840c26db431464147371750435ae.jpg)
隅の方に向かっても、やはり遠回りを強いられます。
最後は押す手なしとなり、白1手勝ちです。
今まで沢山碁を打ってきましたが、こんな形を見るのは初めてです。
発見できて幸運でした。
ここで勝勢になったものの、震えるあまりの1手パス等杜撰な着手が続きました。
最後は半目勝ちのようでしたが、負ける手順もあったかもしれません。
こういう碁を落とした事は過去に何度もあり、今回そうならなかったのもまた幸運でした。
反省、反省・・・。
最後に、私の対局をご覧になった方へちょっとした問題を出しておきます。
最終、黒が手を抜いてしまって終わりましたが、手を入れていたらどうなるでしょうか。
試しに最後まで想定図を作ってみたら黒半目勝ちになり、不思議に思われた方もいらっしゃるかもしれません。
実は意外な所に白から先手1目の手があって半目勝ちになります。
なお地味すぎる問題なので、回答はありません(笑)