皆様こんばんは。
本日は第1回13路盤プロアマトーナメント、アマチュア・コンピュータによる代表決定トーナメントが行われました。
いずれ劣らぬ熱戦でしたが、その中でも注目の対局をピックアップしてみましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/f6/902251d218babcaf2c8bce0afee188b3.jpg)
Aブロック準決勝・にぼっしーアマ(黒)対Zen
今回、コンピュータはZen、Aya、CGIGo、Rayの4名(?)が参加しました。
その中で唯一準決勝に進出したのがZenです。
近年棋力アップが著しく、得意な狭い碁盤でどれだけ頑張れるかが注目されていました。
実戦、にぼっしーアマの黒1、3が死活の手筋です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/52/5cc2e21a0f0b5ad0e3199fdd810128c2.jpg)
黒2に対して白3と当てれば、黒A、白Bでコウになる所でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/20/cd6a85fb87097945e4604adafe4a8ee1.jpg)
ところが実戦は白3と打ち、隅は5目中手、無条件で死んでしまいました。
コンピュータは計算が得意なので、細かい所では間違えないイメージがあると思います。
しかし実際には死活やコウが弱点なのです。
アルファ碁にもその傾向がありました。
囲碁には部分と全体という概念があります。
部分戦に力を入れれば全体が疎かになり、全体に力を入れれば部分戦が疎かになるようです。
このバランスをどう取るかが強い囲碁プラグラム、もっと言えば人工知能全般の発展の鍵になるでしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/e9/5f0183f5a1dbc0335c21b9e2070da446.jpg)
Aブロック決勝はZenを破ったにぼっしーアマ(黒)対spicyspyアマでした。
白1とぼんやり打ったのが面白い手でした。
地はありませんが全局を見た手で、センスを感じます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/3e/5902f9a83dc29c2aad5af4f1ad96b936.jpg)
その後白が右上一帯を荒らし、その代わりに黒△と白を取りに行った所です。
一見白苦しそうですが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/30/a3fbe23597320a75d458b9534883c7a9.jpg)
白15までと逆に黒を取ってのシノギになりました。
お見事です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/c3/aa04de1626a236140b75a8342cd18daa.jpg)
Bブロック決勝は志棋アマ(黒)対花鈴アマでした。
黒優勢の局面です。
白△と利かしに来たのに対し、黒△と反発しました。
この手では黒Aと受けておいて黒十分だったでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/40/75434489575dcfcd52637fd3e18e1dfd.jpg)
白7までと決死の踏み込み!
この後はAのコウ争いになり、白は勝負形に持ち込む事に成功しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/34/b00178e569bd8b4c66b0cac84d596b24.jpg)
乱戦の結果黒は左上の白を取り、白は右上を取って下辺を生きる振り替わりになりました。
2箇所打った白の利益が優り、白4目半勝ちとなりました。
ということでアマチュア・コンピュータ予選はspicyspyアマと花鈴アマが代表となりました。
おめでとうございます!
プロ相手にどこまでやれるか、健闘を期待しましょう。
本日は第1回13路盤プロアマトーナメント、アマチュア・コンピュータによる代表決定トーナメントが行われました。
いずれ劣らぬ熱戦でしたが、その中でも注目の対局をピックアップしてみましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/f6/902251d218babcaf2c8bce0afee188b3.jpg)
Aブロック準決勝・にぼっしーアマ(黒)対Zen
今回、コンピュータはZen、Aya、CGIGo、Rayの4名(?)が参加しました。
その中で唯一準決勝に進出したのがZenです。
近年棋力アップが著しく、得意な狭い碁盤でどれだけ頑張れるかが注目されていました。
実戦、にぼっしーアマの黒1、3が死活の手筋です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/52/5cc2e21a0f0b5ad0e3199fdd810128c2.jpg)
黒2に対して白3と当てれば、黒A、白Bでコウになる所でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/20/cd6a85fb87097945e4604adafe4a8ee1.jpg)
ところが実戦は白3と打ち、隅は5目中手、無条件で死んでしまいました。
コンピュータは計算が得意なので、細かい所では間違えないイメージがあると思います。
しかし実際には死活やコウが弱点なのです。
アルファ碁にもその傾向がありました。
囲碁には部分と全体という概念があります。
部分戦に力を入れれば全体が疎かになり、全体に力を入れれば部分戦が疎かになるようです。
このバランスをどう取るかが強い囲碁プラグラム、もっと言えば人工知能全般の発展の鍵になるでしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/e9/5f0183f5a1dbc0335c21b9e2070da446.jpg)
Aブロック決勝はZenを破ったにぼっしーアマ(黒)対spicyspyアマでした。
白1とぼんやり打ったのが面白い手でした。
地はありませんが全局を見た手で、センスを感じます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/3e/5902f9a83dc29c2aad5af4f1ad96b936.jpg)
その後白が右上一帯を荒らし、その代わりに黒△と白を取りに行った所です。
一見白苦しそうですが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/30/a3fbe23597320a75d458b9534883c7a9.jpg)
白15までと逆に黒を取ってのシノギになりました。
お見事です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/c3/aa04de1626a236140b75a8342cd18daa.jpg)
Bブロック決勝は志棋アマ(黒)対花鈴アマでした。
黒優勢の局面です。
白△と利かしに来たのに対し、黒△と反発しました。
この手では黒Aと受けておいて黒十分だったでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/40/75434489575dcfcd52637fd3e18e1dfd.jpg)
白7までと決死の踏み込み!
この後はAのコウ争いになり、白は勝負形に持ち込む事に成功しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/34/b00178e569bd8b4c66b0cac84d596b24.jpg)
乱戦の結果黒は左上の白を取り、白は右上を取って下辺を生きる振り替わりになりました。
2箇所打った白の利益が優り、白4目半勝ちとなりました。
ということでアマチュア・コンピュータ予選はspicyspyアマと花鈴アマが代表となりました。
おめでとうございます!
プロ相手にどこまでやれるか、健闘を期待しましょう。