皆様こんばんは。
宣伝を忘れていましたが、ツイッターの日本棋院若手棋士アカウントは現在大西竜平二段が担当しています。
初出場・最年少で新人王になった、注目の棋士の素顔が見られるかもしれません。
ぜひご覧ください。
さて、本日は指導碁を題材にします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/2d/3225a4251df1f2a251059ed68e72a869.jpg)
1図(テーマ図)
5子局の黒番です。
左辺白△の滑りは、白の根拠を確保して逃せない一着です。
黒はどうしますか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/8f/3c9052bd9f61c37d07638c837f5fb8c7.jpg)
2図(実戦)
黒1など、何か受けようとする手は失敗です。
左辺の白石は既に生きており、後手を引いて白8の大場に回られてしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/6a/01c9aaabda9766a20fa2388d5ecb9b09.jpg)
3図(続・実戦)
白14まで隅で生き、右上の黒地は差し引きゼロぐらいになってしまいました。
それだけでなく、うっかりすると黒全体の目を脅かされかねません。
左辺を受けてできた黒地は僅か数目ですから、どちらが大きいかは言うまでもありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/21/b0ee74392650adcf1199110b97219a16.jpg)
4図(正解)
黒1と大場に向かうのが正解です。
他には黒Aから白を分断しに行くなども、発想としては良いでしょう。
大事なことは、左辺は既に終わった場所だということです。
白2には黒3と止めて何でもありません。
また、黒石ばかりの所ですから、白4、6のような手にも黒7とつながっておいて大丈夫です。
左辺はお互いの石が強い所ですから、続けて打っても良いことが無いのです。
相手の手に反射的にお付き合いしてしまうのは、級位者にはありがちなミス・・・と言いたいところですが、実際のところ高段者でもしばしば見られます。
実戦にしろ問題にしろ、テーマ図の最終手が白△である、という前提には釣られてしまいがちです。
碁盤全体を見て、どこか一番価値がある所なのか探す癖を付けておきたいですね。
宣伝を忘れていましたが、ツイッターの日本棋院若手棋士アカウントは現在大西竜平二段が担当しています。
初出場・最年少で新人王になった、注目の棋士の素顔が見られるかもしれません。
ぜひご覧ください。
さて、本日は指導碁を題材にします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/2d/3225a4251df1f2a251059ed68e72a869.jpg)
1図(テーマ図)
5子局の黒番です。
左辺白△の滑りは、白の根拠を確保して逃せない一着です。
黒はどうしますか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/8f/3c9052bd9f61c37d07638c837f5fb8c7.jpg)
2図(実戦)
黒1など、何か受けようとする手は失敗です。
左辺の白石は既に生きており、後手を引いて白8の大場に回られてしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/6a/01c9aaabda9766a20fa2388d5ecb9b09.jpg)
3図(続・実戦)
白14まで隅で生き、右上の黒地は差し引きゼロぐらいになってしまいました。
それだけでなく、うっかりすると黒全体の目を脅かされかねません。
左辺を受けてできた黒地は僅か数目ですから、どちらが大きいかは言うまでもありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/21/b0ee74392650adcf1199110b97219a16.jpg)
4図(正解)
黒1と大場に向かうのが正解です。
他には黒Aから白を分断しに行くなども、発想としては良いでしょう。
大事なことは、左辺は既に終わった場所だということです。
白2には黒3と止めて何でもありません。
また、黒石ばかりの所ですから、白4、6のような手にも黒7とつながっておいて大丈夫です。
左辺はお互いの石が強い所ですから、続けて打っても良いことが無いのです。
相手の手に反射的にお付き合いしてしまうのは、級位者にはありがちなミス・・・と言いたいところですが、実際のところ高段者でもしばしば見られます。
実戦にしろ問題にしろ、テーマ図の最終手が白△である、という前提には釣られてしまいがちです。
碁盤全体を見て、どこか一番価値がある所なのか探す癖を付けておきたいですね。