<本日の一言>
農心杯は井山九段、残念でした。
後は韓国の朴廷桓九段と中国棋士4人が残っている状況です。
中国棋士も全員世界チャンピオン経験者ですが、朴九段は韓国チームに奇跡の逆転優勝をもたらすことができるでしょうか?
</本日の一言>
皆様こんばんは。
3日ぶりの更新です。
これから年度末にかけて非常に忙しくなるので、しばらく日記は不定期更新になる予定です。
書くべきことがあるので、もう数日は毎日更新するかと思いますが。
さて、2月16日(土)、17日にかけて、プロアマミックストーナメントというイベントが行われました。
プロアマの男女、総勢32名によるハンデ戦トーナメントです。
個人的には、男性アマから優勝者が出るのではないかと予想していました。
ハンデ戦は序盤もかなり重要なのですが、最近はAIを活用した研究などもあり、差が付きにくくなっていますからね。
男性プロ対男性アマの逆コミ6目半の対局は、男性プロ側が苦労するかと思いました。
しかし、結果的にはアマ側は栗田さんの1勝のみでしたね。
一流プロ恐るべし、でしょうか。
さて、ここでは決勝の黄翊祖八段と許家元碁聖の対局を振り返ってみたいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/1b/76b919946ea77d5b671c2df4b14d9c48.jpg)
1図(実戦)
黄八段の黒番です。
少し前に黒△と開いたのはサラっとした打ち方に見えましたが、白1に対しては黒2と反撃し、黒4の強打につなげていきました。
黄八段は独特の棋風なのですが、特徴を一言で表すなら柔軟です。
押し引きを瞬時に切り替えている印象があります。
許八段にもその一面がありますが、比べてみるとやはり許八段の方が力で押すタイプのように感じますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/20/15af1453ae05f54c73cf63647981afc0.jpg)
2図(実戦)
白1と守ったにもかかわらず、即座に黒2と動き出しました。
黄八段は読みに自信を持っているので、いけるとみれば難しい戦いでも全力で押していきますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/f3/a0f191ded4ea461caa441396796da9b6.jpg)
3図(実戦)
黒△まで、白×が動きにくい姿になりました。
ここは黒が力押しでポイントを上げました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/34/5cf5f6b9f1cdb28968c31c63b29480ff.jpg)
4図(実戦)
許八段も必死の反撃を見せました。
白△とは凄い!
白AとBの2通りの手段を狙っており、確かに手筋ですね。
しかし、ここは黒も冷静に対応して乗り切りました。
この後白は左上黒に矛先を変えますが、そこも黒が凌ぎきって勝ちを決めました。
黄八段の快勝だったと思います。
なお、他にも多くの対局が幽玄の間で中継されました。
そちらもぜひご覧ください。
農心杯は井山九段、残念でした。
後は韓国の朴廷桓九段と中国棋士4人が残っている状況です。
中国棋士も全員世界チャンピオン経験者ですが、朴九段は韓国チームに奇跡の逆転優勝をもたらすことができるでしょうか?
</本日の一言>
皆様こんばんは。
3日ぶりの更新です。
これから年度末にかけて非常に忙しくなるので、しばらく日記は不定期更新になる予定です。
書くべきことがあるので、もう数日は毎日更新するかと思いますが。
さて、2月16日(土)、17日にかけて、プロアマミックストーナメントというイベントが行われました。
プロアマの男女、総勢32名によるハンデ戦トーナメントです。
個人的には、男性アマから優勝者が出るのではないかと予想していました。
ハンデ戦は序盤もかなり重要なのですが、最近はAIを活用した研究などもあり、差が付きにくくなっていますからね。
男性プロ対男性アマの逆コミ6目半の対局は、男性プロ側が苦労するかと思いました。
しかし、結果的にはアマ側は栗田さんの1勝のみでしたね。
一流プロ恐るべし、でしょうか。
さて、ここでは決勝の黄翊祖八段と許家元碁聖の対局を振り返ってみたいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/1b/76b919946ea77d5b671c2df4b14d9c48.jpg)
1図(実戦)
黄八段の黒番です。
少し前に黒△と開いたのはサラっとした打ち方に見えましたが、白1に対しては黒2と反撃し、黒4の強打につなげていきました。
黄八段は独特の棋風なのですが、特徴を一言で表すなら柔軟です。
押し引きを瞬時に切り替えている印象があります。
許八段にもその一面がありますが、比べてみるとやはり許八段の方が力で押すタイプのように感じますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/20/15af1453ae05f54c73cf63647981afc0.jpg)
2図(実戦)
白1と守ったにもかかわらず、即座に黒2と動き出しました。
黄八段は読みに自信を持っているので、いけるとみれば難しい戦いでも全力で押していきますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/f3/a0f191ded4ea461caa441396796da9b6.jpg)
3図(実戦)
黒△まで、白×が動きにくい姿になりました。
ここは黒が力押しでポイントを上げました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/34/5cf5f6b9f1cdb28968c31c63b29480ff.jpg)
4図(実戦)
許八段も必死の反撃を見せました。
白△とは凄い!
白AとBの2通りの手段を狙っており、確かに手筋ですね。
しかし、ここは黒も冷静に対応して乗り切りました。
この後白は左上黒に矛先を変えますが、そこも黒が凌ぎきって勝ちを決めました。
黄八段の快勝だったと思います。
なお、他にも多くの対局が幽玄の間で中継されました。
そちらもぜひご覧ください。