白石勇一の囲碁日記

囲碁棋士白石勇一です。
ブログ移転しました→https://note.com/shiraishi_igo

NHK囲碁講座3月号

2019年02月25日 23時59分59秒 | 仕事・指導碁・講座
<本日の一言>
突如数億円が降ってきたらどうするでしょうか?
私なら、趣味として対局を続けるでしょうか。
</本日の一言>

皆様こんばんは。
今年度も残り1カ月程度になりましたね。
最近は子供を指導する機会も多いので、生徒が進級したり小学生から中学生になったりと、色々変化を感じます。
また、私自身も4月で棋士生活が丁度14年になります。
14年も社会人をやっていれば、もう完全におじさんですね・・・。
9歳でプロ入りするような人は別ですが(笑)。

さて、年度末ということで、この仕事も区切りを迎えました。



昨年4月からNHK囲碁講座別冊付録で連載していましたが、2月16日発売の3月号にて、ついに最終回となります。
9つの病気とその治療方法をお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

アマの皆様が上達に行き詰まってしまう原因は、多くの場合自分の課題を正しく認識できていないことにあると思います。
頑張っているつもりでも、あっちに行ったりこっちに行ったりしていては、なかなか前に進むことができません。
そこで、本連載では毎月1つずつ病気をご紹介して、皆様に自覚を促す形を取りました。
多くの方は9つの病気を客観的に見ていく中で、「自分もこの病気に罹っている!」というものがあったのではないでしょうか?

囲碁の病気は、自覚さえすれば必ず治療できると思います。
私自身、この連載を始めてから自分の状態を確認し直しましたが・・・。
結構病気を持っていることを自覚しました(笑)。
以来、対局の際には気を付けているのですが、少しは効果が出ているように思います。
皆様も、ぜひ今後の上達に活用して頂ければと思います。

本講座はライター、編集者、校正者など、多くの方の力で出来上がりました。
改めてお礼を申し上げたいと思います。
1年間ありがとうございました。
そして、読者の皆様もご愛読ありがとうございました!