被災地・福島県相馬市の「農人ナベさん」より、「美土里通信」56号です。
農人ナベさん、おたよりありがとうございます。
この寒さの中でも、有機肥料の醗酵熱で、野菜の苗を育てていらっしゃるのですね。
あたたかい春になり、雪がとけてまた畑をたがやす日が来るのを、きっと農家さんは、人一倍待ちわびていらっしゃるでしょう。
いつもなら待ち遠しいはずの春なのに、今年は「野菜やコメの作付けができるのか」という苦悩の春になってしまいました。
放射能を中和させる特効薬のようなものは、この世にはないのでしょうか。