長岡育英センター・ブログ

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通学路に立って見えるもの

2005-09-14 06:47:56 | きょうの育英
昨日の帰り道、大島小学校の通学路に立って
子ども達の下校の様子を見ていました。

月曜日の、「不審者らしき人がいた」という
子ども達の情報を受けてです。

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月曜日のその「不審者」は、黒いTシャツに
黒いズボン、黒いサングラスに、黒い帽子。
髪の毛も黒く、どちらかといえば若い男で、
背の高さも普通くらい。

信金の交差点で立って、子ども達が集団で
下校する様子を「じーっと」見ていたというのです。

声をかけられたとか、ランドセルを捕まれたとか、
車に引っ張られたということでもないのですから、
「不審者」と呼ぶべきかも難しいラインです。

しかし、子ども達が不安を感じたというのなら、
それは危険な可能性もあると考え、育英センターでは
学校や警察にも連絡しました。

ただ、それでは不安だったので、昨日は下校の
時刻に合わせて、自分の目で安全を確認しようと
思ったのです。

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そういうわけで、まず自分が不審者だと思われない
ように、まず名札を首から提げて、子ども達の下校時刻に
指定されている時間帯に立ちました。

その場所に行くと、前日川上が「不審者」の顛末を説明
するために電話した1年生の女の子のお母さんも、心配して
待っていました。

子ども達は、予定の時間を相当すぎて、3:45過ぎに
ようやく交差点に姿を見せました。

幸い不審な人の姿もなく、昨日は無事に保育園までの
道のりを歩いて帰ることができたのでした。

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しかし、子ども達の下校の仕方がとても気になりました。

交通量の多い車道がすぐ脇にありながら、遊んで歩道
いっぱいに広がったり、走ったりしながら来る。
しかも、歩道は自転車も通るというのに、後ろから
自転車が近付いても、10人くらいいる1年生は一人も
気付かない。

一番ひどいのは、友達を追っかけたり、友達から逃げたり、
遊びながら来ていた男の子の一人がついに道路に飛び出し
ました。ほんの一瞬のことですが、すぐに戻ったとはいえ、
その一瞬に車にひかれていたら、命にも関わる事故です。
道路は絶えずたくさんの車が通る国道ですから。

不審者も心配なことですが、彼らの下校の仕方そのものの
方が、よほど心配でした。

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もう一つ気になったのは、この道そのものの危険性です。

下校の仕方は1年生のはじめは学校の先生がついて来て
下さったりして、指導がある程度はありますが、
それも一定の期間を過ぎると、子ども達は自力で帰って
来なくてはなりません。

育英センターに通う子ども達も、3年生までですが、
同じ道をほぼ毎日歩くことになります。

しかし、この通学路は子ども達が歩くには、危険が多いと
感じました。

この道は、長岡市内でも屈指の交通の要であり、車の
通行台数が非常に多いのです。その割りに誰も大人や
警察官が立っていない。

車の通行台数が多いので、一見すると賑やかな交差点に
見えます。しかし、歩行者の数は非常に少なく、川上が
交差点に立っていた25分間に歩いてそこを通過した人は、
正直、数えるほどです。小学生の下校の子ども達を除けば
他には10人にも満たないでしょう。

危険な道でありながら、見守っている大人が非常に少ない
ということが、問題ではないかと思うのです。

車に乗っている、通り過ぎるだけの大人達はたくさん
いますが、何かがあったときにすぐに子ども達に手を
さしのべられる大人が辺りにいないのです。

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これは、日越小学校などの他の学区に行けば、
もっと交通量が少ないところにも、交通の要になりそうな
交差点や、曲がり角には、毎日必ず保護者のグループの
代表の方や、地域の防犯?安全?パトロールの方が立っています。

大島学区は、川西地区でもあれほどに交通量の多い
大きな道路を抱えていながら、大人が下校時刻に
通学路に立っていないことは、甚だ疑問です。

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子ども達に、安全に対しての意識を持ってもらい、自ら
危険を回避できるようになってもらうのは教育の役割で
あり、当然ではあります。しかし、それでも、子ども達
だけでは抗しがたい、避け得ない危険も時にはあるという
視点で、学校の先生方にも子ども達の安全確保に努めて
いただきたいと思いました。

育英センターとしては、
①子ども達に下校時の安全な歩き方を指導し、
②危険が生じた場合の対応を考えさせると共に、
③機会をみて学校の先生に下校時の安全確保を要請していこうと
考えております。

ご家庭でもぜひ一度下校時の安全について、お子さんと
話し合いの時間を持ってみてください。


 (写真と文章は関係ありません)
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ガンバロウ長岡!!!
 ガンバロウ育英!!!
by 川上