長岡育英センター・ブログ

遊びも勉強もおやつも2020年も!
育英なら毎日仲間と一緒、みんなと一緒!
育英が僕らの放課後の場所!

海を渡る歌声に涙し、楽しんだ

2005-09-22 22:41:45 | 川上のひとりごと日記
昨日の午後、長岡市の仮設住宅に南アフリカの
ドラケンスバーグ少年合唱団が訪れました。

素晴らしい歌声で、今なお仮設住宅で生活する
中越地震の被災者を励ましました。


と、新聞のような書き出しで書いてみましたが、
実は、行ってきました。大島・希望が丘保育園の
子ども達が歌で共演のご招待をいただいたからです。

---

彼らは、南アフリカ共和国の東部、3000m級の山が
並ぶドラケンスバーグ山脈
で、歌を学んでいます。

入学試験の難しさも、また歌の実力も、ウィーン
少年合唱団と並ぶ、世界トップレベルのチームなのだ
そうです。

そんな彼らですが、歌う前と後は、どうみても本当に
普通の外国の少年達なのです。16人ほどの彼らは、
年齢も9歳から15歳。若いのです。

でも、身長は軽く180cm以上あったりしますが。

でもって、そんな大きい子達ですが、友達の背中に
ステッカーを貼るイタズラをしていたり、サンダルを
ぺたぺた引きずって歩いてたり、コーラを飲んでいたり、
保育園で持っていった黄色いベンチに寝転がってみたり、
i-pod(らしきもの)で音楽を聞いたり、デジカメで周りを
撮りまくったり。


ところが、歌が始まると、なんとアカペラで、とても
かっこいいのでした。すごいのです。

言葉を失いました。「すげー。すげー。」と新保先生や
子ども達と興奮しっぱなし。

---

センターに立つ少年がプーッと丸いものを吹き鳴らします。
それは、ピッチパイプというもので、アカペラで歌う彼らは、
楽器を使わないので、その音を聞いて音程をとる
手がかりにするのです。しかし、その音も聞こえるか
聞こえないかくらいの音量です。

すると、合図でみんなが歌い出します。

ときに手拍子を打ちながら、ときに手を振りながら、
笑顔で、真剣な顔で、それぞれの曲を体いっぱいで
表現していくのです。

言葉は子ども達にはわかりませんでしたが、音楽の
楽しさや歌声の透き通るような美しさや、表現の
巧みさは間違いなく伝わったのでした。

聞いていると、体の底にエネルギーがみなぎり、
涙が出そうなんですが、それよりも元気がふつふつと
わいてきて、涙が引っ込むくらい楽しくなるのでした。


---

そして、彼らの歌が終わり、保育園の子ども達と
ドラケンスバーグ少年合唱団のみんなでキラキラ星を
合唱しました。

ドラケンスバーグの彼らの歌でインスパイアされた(!?)
保育園の子ども達も英語で
「Twinkle Twinkle Little Star!」と、しっかり歌い、
思いがけない共演を楽しみました。

歌の後は、みんなで写真を撮りあいっこしたり、
握手をしたり、抱っこしてもらったりして、子ども達も
音楽を通して仲良くなることができました。


あらためて、音楽っていいなぁって思いました。
そして、ドラケンスバーグ少年合唱団に入りたいと
真剣に思っても見ますが、もう川上さんは34だから
ダメですね。

保育園の子ども達から、ドラケンスバーグ少年合唱団に
入って有名になる人が出たら嬉しいなぁ。

否! 入らなくてもいいから、一人でも彼らと一緒に
歌ったことを覚えていてくれて、音楽を今よりもっと
好きになってくれたらうれしいですね。

---

【参考URL】
ドラケンスバーグ少年合唱団
http://www.dbchoir.co.za/


---
ガンバロウ長岡!!!
 ガンバロウ育英!!!
by 川上
コメント (2)