因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

2021年11月の気になる舞台と俳句の予定

2021-11-01 | お知らせ
 いつにも増して駆け足で秋が過ぎてゆきそうです。
 観劇は一期一会と心して。
第49回名作劇場『鰤』『貧乏神物語』(1,2,3,4,5
 日本近・現代秀作短編劇シリーズ 100本記念公演。先日逝去した川和孝の企画・演出によるシリーズの完結編。
ぱぷりか公演 福名理穂作・演出『柔らかく揺れる』
 今回が初見の「ぱぷりか」は、広島県出身の福名が2014年に旗揚げした劇団。昨年春中止となった広島に住む家族の物語が、1年半を経てお目見得となる。
*ティーファクトリー『オール・アバウト・Z』1,2,3,4,5,6,7,8,9
 2年ぶりの川村毅新作、本公演はワークショップ・オーディションに参加した若手俳優を中心にした近未来の世界を描いたもの。前半と後半で全キャストを替えての2チーム公演で、後半を観劇の予定。
イロハナ プレゼンツ『セイムタイム、ネクストイヤー』(1,2
 森下知香が主宰をつとめる演劇企画「イロトリドリノハナ」によるキャスト、演出家も異なる2組の交互上演。
 『セイムタイム~』と言えば、加藤健一と高畑淳子のゴールデンコンビによる加藤健一事務所の名物舞台だ。舞台にはもちろん、客席の自分にも会うたびに新しい発見を与えられる作品だ。懐かしい友だちとの再会だが、「変わらないなあ」と同時に「そんな顔をするのか」という驚きもあるだろう。
*明治大学シェイクスピアプロジェクト第18回公演
『ロミオとジュリエット』1,2,3,4,5,6
 客席数を制限はするものの、2年ぶりのアカデミーコモンでの上演が決まった。本編に加えて、特別記念公演『ロメオ、エンド、ジュリエット』の配信公演、さらに明治大学博物館では「明治大学とシェイクスピア」展も。
*文学座公演 横山拓也(iaku)作 松本祐子演出『ジャンガリアン』
 横山作品観劇のblog記事は2010年からあり→(1,2,3,4,5,6,7,8,9
*文学座プラチナネクスト 第25回公演『どんぶりの底』 (1,2,3,4,5,6
 春は渡辺えり、夏には三島由紀夫に挑んだプラチナネクスト。今度は戌井昭人がゴーリキーの『どん底』を翻案した作品を上演する。
劇団劇作家 (1,2,3,4,5,6,7,8,9) 有吉朝子作 平戸麻衣演出
『ヴェガとアルテオ』
 有吉作品は昨夜「劇読み!サバイバル2」の『山月記後夜』を観劇したばかり(blog記事はこれからです、汗)。新しい出会いが次々と与えられていることが嬉しい。本作は「リーディングミュージカル」とのこと。
吉例顔見世大歌舞伎
 第二部は、十世坂東三津五郎七回忌追善狂言「寿曽我対面」が上演される。本日が初日だが、早くも坂東巳之助の佳き評判が聞こえてくる。片岡仁左衛門と孫の千之助による3度目の「連獅子」も楽しみだ。
*劇団民藝公演『集金旅行』
 井伏鱒二原作 吉永仁郎脚本 高橋清祐・中島裕一郎演出
 2013年の初演から、主人公のコマツランコとヤブセマスジよろしく全国を巡演しておよそ200ステージを重ねた人気作品が8年ぶりに東京に戻ってくる。
 俳句関連の予定は以下の通り。
*かさゝぎ勉強会 季語は「小春」、枕詞は「たまづさの」「みづくきの」
*十六夜句会 「薄紅葉」「小鳥来る」
*金星句会 「山茶花」(画像)「冬あたたか」

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