因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

2016年5月の観劇と句会

2016-05-04 | お知らせ

 予約に出遅れて見逃したり、観劇ではないが時間をまちがえたり、どうしても行けそうにない公演があったり、月初からいろいろ番狂わせが続いている。要注意ですぞ。

*劇団劇作家 『劇読み!vol.6』 (1,2,3,4,5,6,7,8)
 いろいろ迷っているうちに、見たいと思っていた演目が次々満席に。ゴールデンウィーク明け、大森匂子の『花と爆弾』をやっと1本。大森の前回上演作品の『みすゞかる』は、ほんとうに清々しい佳品であった。今回は大逆事件で刑死した菅野スガを取り上げるという。
*燐光群アトリエの会主催 『楽屋』フェスティバル
 1977年に初演された清水邦夫の『楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき』を、音響・照明はほぼ共通のステージングで18もの団体が競演するというもの。4月27日に開幕しており、5月10日まで行われる。@梅ヶ丘BOX
*唐組第57回公演 『改訂の巻 秘密の花園』1,2
 1982年、下北沢の本多劇場の杮落しとして書き下ろされた作品が、98年の改訂版で上演される。先月に大阪で幕を開け、大いに気炎を上げて新宿・花園神社の上演がはじまる。
鵺的第10回公演 『悪魔を汚せ』 (1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12
 「汚せ」は、「けがせ」と読む。
*俳優座公演№328 『反応工程』 公演Twitter 劇団公演の過去記事はこちら→1,2,3
*劇団文化座公演146 『反応工程』 文化座公演の過去記事はこちら→1,2,3,4,5,6
 劇作家・宮本研の「戦後三部作」(他二作は『日本人民共和国』、『ザ・パイロット』)のうちのひとつ『反応工程』が、俳優座と文化座で連続上演される。太平洋戦争末期、九州の軍需工場に学徒動員されていた宮本研の自伝的要素が強い作品で、1945年8月の九州中部にある三池化学の軍需工場で働く若者たちの様相が描かれる。
團菊祭五月大歌舞伎
 尾上菊之助長男・寺嶋和史くん(2歳5カ月)の初お目見得を見に。ミーハーというより、ほぼ老後の自慢のためか?!
劇団桃唄309 『風が吹いた、帰ろう』(主宰であり戯曲・演出を担う長谷基弘作品の過去記事→1,2,3
 ハンセン病の療養所のある島の物語。

 句会の兼題は以下の通り。もう夏です。
*演劇人句会 「夏潮」、「ペーロン」
*金星句会 「鯉幟」、「栃の花」
*本部句会 「筍」、「更衣」(ころもがえ)
 
 

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