因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

因幡屋10月の観劇と句会

2014-10-01 | お知らせ

 まずは句会関連から( どうしてでしょうね、笑 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12)。俳句結社「銀漢」では、結社発足以来毎年「銀漢賞」の募集が行われています。これはひとつのテーマに添って20句の俳句で1編の作品をつくるもの。6月の金星句会の鍛練合宿で10句で1作品の課題がありましたが、その倍の作品ということになります。
 募集要項には、「誤字、脱字、仮名遣い、季語の斡旋等に注意。一句にミスがあることにより全てが無に帰すことがあるので推敲を重ね一句たりとも疎かにしない」等々、主宰から大変厳しいお達しがあり、自分などはここを読むだけで恐れをなしてしまうわけです。
 締切は本日10月1日。さあ因幡屋は20句の作品を提出できたのでしょうか?!
 10月の句会の兼題は以下のとおり。
 今年は残暑がゆるやかだったので、わりあい早い時期から秋の季語を違和感なく使えたのは幸運でした。それにしても季語から展開する俳句の世界の、何と豊かで美しいことか。
*俳句をつくる演劇人の会「村芝居」「冬支度」
*金星句会「残菊」「茸飯」
*木挽町句会「露」

 観劇は検討中をふくめて以下の演目です。
*九十九ジャンクション『本間さんはころばない』
 待ちに待った土屋理敬の最新作。当ブログでの土屋作品記事はこちら→1,2,3
*あうるすぽっとプロデュース 『ロミオとジュリエットのこどもたち』
 あうるすぽっとシェイクスピアフェスティバル2014(1,2)の第3弾。ロロの三浦直之が脚本・演出を担う。
*こまつ座『きらめく星座』
 開幕してから評判上々のさいちゅう、正一役の田代万里生が急病で降板した。数日間休演のあと、代役に峰崎亮介を起用、公演は再開された。プロの演劇人の集団がプロの底力を発揮する舞台が楽しみだ。
*劇団民藝『コラボレーション』
 作曲家リヒャルト・シュトラウスとシュテファン・ツヴァイクによるオペラ創作の共同作業を行う。ナチスの台頭する時代に、政治に翻弄されるふたりの芸術家の光と影。
十月大歌舞伎
 十七世中村勘三郎二十七回忌、十八世中村勘三郎三回忌の追善興行として、中村勘九郎、七之助きょうだいを中心に、故人ゆかりの演目がならぶ。息子たち(孫でもある)にとっては初役もあり、懐かしく、同時に新鮮味あふれる舞台になるのでは?
 そのいっぽうで、坂東三津五郎の休演が心配でなりません。祈るのみ。
*二兔社公演39『鴎外の怪談』 (1,2,3,4,5,6
 金田明夫が鴎外役で出演。
*永谷園presents『奇跡の人』
 アニー・サリヴァンを木南晴夏、ヘレン・ケラーを高畑充希、演出は森新太郎!→(1,1',2,3,3',4,5,5',6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20
*スタジオソルト第18回公演『柚木朋子の結婚』 1,2,3,4,5,6,6`,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17
 2年ぶりの新作は、由比ヶ浜の古民家イシワタリで行われる。客演の女優さんの顔ぶれが10月と11月で替わることもあり、よくばってどちらも行くことに。
*劇団印象第20回公演『匂衣~The blind and the dog~』 (1,2,3,4 5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19
 本作が4年前に初演されたときの高揚感は、いまでもはっきり覚えている。冷たい春の雨が降っていた。今回はタイ俳優との共同制作となった。作・演出の鈴木アツトのこれまでの旅路、新しい旅立ちだ。

 観劇予定追加します。
板橋ビューネ2014より、ヘアピン倶楽部『マクベス』&テアトロ・マアルイ風蝕異人街『トロイアの女』
*Pカンパニー第14回公演『沈黙』
 「シリーズ罪と罰」と銘打って、複数の劇作家による作品を上演する試みがスタートする。
 死刑、司法制度、冤罪、贖罪などの視点から、命の価値を問いかけるというもの。
 その第1弾が石原燃の『沈黙』である。(1,2,3,4,5,6

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