高校時代の思い出

（向江公園）

曽於市役所の裏手にある、池を中心とした庭園のようなキレイな公園です。
その昔、単なる「沼」だった所を、整備して作られた公園だ、と聞きます。
奥まった所にあり、人目につかないからなのでしょうか
高校生のカップルが2組ほどおりました。

1組は腕1本分くらいの間を空けて並んで座ってお話しているカップル。
まだ付き合い始めて間もないのでしょうか、初々しさを感じます。

そしてもう1組は・・・
男子が女子の後ろから抱きついてイチャイチャ。
かなりの「ベテラン」カップルです。

そんな中、MTBで芝生の土手を下ったり上ったり
池の周りをグルグル走って遊ぶ35歳の男性が一人・・・

この35歳の男性の高校時代は陸上に明け暮れた毎日で
高校に何しに行っていたのか？と聞かれたら
「走りに行っていた」というくらい、陸上に夢中でした。
なので高校時代の思い出と言うと

「高隈山を登る練習はすんげーキツかった」

とか

「2年の冬は絶好調だった」

などと陸上のことしか思い浮かびません。
修学旅行とか、文化祭とか、クラスのこととかの
普通の高校生が思い出す「キャンパスライフ」というものは
楽しかった、という印象が残っていません。
もちろん「恋愛」など縁はナシ。（好きな人はいたけど）
その上、恋人はおろか友達らしい友達もいませんでした。
何かみんなと「ギャップ」を感じて、クラスメイトと馴染めなかったです。
今でも付き合いのある陸上の後輩の「まさしくん」が唯一の親友でした。

だから高校生で恋愛が出来る彼らを見ているととても羨ましいです。
「今」という時間は「今」しかありません。
限られた時間の中で少しでもたくさんの2人の思い出を作って欲しいものです。