今回宿泊したホテルは春吉にある「ホテル イル・パラッツォ」
国体道路の春吉橋のすぐ近くなので、中洲の繁華街やキャナルシティは歩いてすぐ。
天神もバスで数分、徒歩でも10分ほどでいける好立地です。
道路から階段を上がり、エントランスを入ると薄暗い通路しか見えません。
(フロントどこ?)と恐る恐る入っていくと左側の小部屋のようなスペースにデスクタイプのフロントがありました。
そして通路を挟んだ右側はラウンジ。
朝は朝食会場。
昼はティラウンジ。
夜はバー。
と時間帯によって使い分けられています。
今回は利用しませんでしたが、その先にはフレンチのダイニングもありました。
客室以外のパブリックスペースは全て黒で統一されていて「大人の隠れ家」といった雰囲気です。
お部屋
今回泊まった部屋は27平方メートルのダブルルーム。
きゅうくつ感とは全く無縁なゆったりとした広さ。
一般的なビジネスホテルのシングルルームが15平方メートルくらいだというので、数値で比較しただけでもその広さがお分かりいただけると思います。
ベッドは高級ベッドで有名なシモンズ社製。
どこまでも寝返りが打てそうな(笑)広さ。
枕は硬いのと柔らかいのと2種類用意されていてとても快適に眠れました。
人一人横になれるくらいの広さのソファもあり、夜はここにねっころがってテレビを観てました。
そしてここのホテルの部屋の最大の特徴はお風呂。
バスタブと洗い場が別々になっているのでゆっくりと浸かることが出来ます。
バスタブの広さは、ジャイアント馬場でも足を伸ばして浸かれるくらいの大きさ!
この大きさのバスタブにたっぷりとお湯を張って浸かっていると、何とも贅沢な気分にひたれます。
ちなみに、お風呂は全面ガラス張りになっています。
おそらく部屋やお風呂に圧迫感を与えないためだと思います。
(いちお、ベッド側にはブラインドが付いています。)
アメニティとして、身体を洗うためのボディタオルが用意されていたのも嬉しかったです。
ただ細かいことを言わせていただくと、お風呂用の腰掛が欲しかったです。
眺望
隣の大きなパチンコ屋さんの影響でイマイチ。
スイートなどがある高階層はまた違うのかもしれませんが、あまり期待しないほうがいいかも。
バー
屋台めぐりをした後にバータイムのラウンジに行きました。
黒を基調にしたインテリアなので、夜はとてもいい雰囲気になります。
カクテルやウイスキーがメインなのでしょうが、カウンターには見慣れた芋焼酎の瓶もズラリと並んでいました。
バーテンダーさんはとても気さくな方で楽しい時間を過ごすことが出来たのですが・・・
どうしても気になったことが一つ。
カクテルを作るときにメジャーカップを使わずに、目分量でお酒をミキシンググラスに注ぐのです。
たぶん、ここまで入れたら何CCという目安を分かってらっしゃるんだろう、とは思いますが、作ってもらうほうとしては(テキトーだな)という印象をもってしまいます。
やはり、バーテンダーは仕事を(つまり飲み物をつくること)お客さんに「見せる」ことも仕事だとおもうので、たとえ目安を分かっていても、メジャーカップで計って「ちゃんとしたレシピで作っています」ということをお客さんに見せてもらいたい、と思います。
・・・って僕が気にしすぎなんでしょうか?
朝食
洋食メニューがメイン。
でも、ごはんやお粥、鯛茶漬け、明太子茶漬けも用意されています。
卵料理はスクランブルエッグ、目玉焼きと(あと何か忘れた)の3種類から好きなものをその場で作ってくれます。
8時くらいに行ったのですが、お客の数は僕と女性2人組みのみ。
その後は僕が食べてる間にその2人組みが去り、別のカップルと親子3人組が来ただけ。
ホテルの朝食会場って「ごった返してる」というイメージが強いのですが、ゴールデンウィークにも拘らず、とても静かにゆったりと食べることが出来ました。
ホテルのスタッフの方々は皆さん、とても丁寧な対応で気持ちよかったです。
そしてチェックアウト後、ホテルを出る際にフロントから玄関までわざわざ出てきて
「いってらっしゃいませ」
と頭を深々と下げて見送って頂いた時、こんな田舎もんでも一人のお客様として扱って頂けたという恐縮な気持ちと満足感でいっぱいになりました。
ビジネスホテルと比較すると倍以上の料金ですが、それなりのもしかしたらそれ以上の満足感は得られると思います。
まじ、また行きたいと思ったホテルでした。