フジテレビの情報番組「情報プレゼンター とくダネ!」のキャスター、小倉智昭氏(68)が13日、生出演した同番組で、早期のぼうこうがんがみつかり、手術を受けることを明かした。番組は1週間休むとしたが、本人はいたって元気で「ちゃんと戻ってきます」と宣言した。

 小倉氏は、番組の最後で「これまでも糖尿病などすべて話してきた。今回も番組で話そうと思っていたら、スポーツ紙に書かれてしまった。誰がびっくりしたって、僕が一番びっくりした。でもマネジャーがいい写真でよかったですねって」と冗談を交えながら、自身の病状を説明。

 昨年末から微量の血尿が出ていることに気付いたという。糖尿病の持病があり、腎臓の病気などには気をつけていたため、「全身をくまなくチェックして、ぼうこうに内視鏡を入れたらがんが見つかった」と告白。

 がんのステージについては詳細には語らなかったが、早期だとし、医師からも「よく血尿に気がついたね」と言われたことを明かした。

 「今回のことは深刻には受け止めていない」と笑顔で語り、来週の火曜日に手術を受け、土曜日まで入院するとして、「1週間お休みさせていただきます。ごめんなさい」と締めくくった。

 ぼうこうがんは男性に多く、統計によると、日本人では10万人に約20人がかかる。原因としては喫煙が大きくかかわるとされ、喫煙者は非喫煙者より4倍、過去に喫煙していたケースでも2〜3倍なりやすいとされる。

 小倉氏もかつては毎日たばこを3箱は吸うヘビースモーカーだったが、03年から禁煙している。持病でもある糖尿病に加え、12年には白内障の手術も受けている。

 山野医療専門学校副校長で医学博士の中原英臣氏は「肺がんほどではないが、ぼうこうがんもたばことは関係が深い禁煙は心筋梗塞には効果があるが、がんには影響ない」と指摘する。そして「最大の自覚症状は血尿、排尿時の痛み。これを感じたら医者にみてもらうべきだ」とも。

 手術については「ステージにもよるが、あまり難しくはない。内視鏡手術で対応できることもあり、入院期間も短くて済むことも。全摘出すれば人工ぼうこうが必要になるだろうが、早期ならば必要はない」と説明する。

 小倉氏は1970年に東京12チャンネル(現テレビ東京)に入社し、76年にフリーに転身。TBS系「世界まるごとHOWマッチ」のナレーションなどで人気を集め、「とくダネ!」は99年からキャスターを務めている。

■男性に多い…

 男性に多いとされるぼうこうがん。これまでにも多くの著名人がぼうこうがんを発症している。

 1989年に死去した俳優、松田優作さん(享年40)はぼうこうがんを発症するも、映画「ブラック・レイン」の撮影中だったため延命治療を拒否。最後は腰部にまで転移していた。

 2014年に死去した俳優、菅原文太さん(享年81)も07年、ぼうこうがんを発症。「ぼうこう温存療法」で闘病していたことを明かしている。

 WBAミドル級王者の元ボクサー、竹原慎二(44)は14年、リンパ節へも転移したが、現在は手術や抗がん剤治療を続けている。俳優、黒沢年雄(72)も08年に内視鏡手術を受けたことを自著で明かしている。

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昔お世話になった社長さんも、ものすごいチェーンスモーカーで、ショートホープを1日10箱、つまり100本灰にしていました。そして、50ちょっとでやっぱり膀胱がんになられました。

松田優作さんや菅原文太さんがヘビースモーカーであったことは有名な話です。竹原慎二さんや黒沢年雄さんのことはわかりませんが、小倉さんも含めて、喫煙経験のある男性は膀胱がんには気をつけないといけません。

貧乏英語塾長もタバコと縁を切って11年になりますが、その前まではバカのように吸ってましたから、膀胱がんの可能性は十分にあります。

タバコは一度吸ったら、なかなかやめられず、やめてもがんは追っかけてきます。それでいて、タバコ代プラス医療費。膨大な金食い虫です。吸わなきゃよかったんですよ。本当にバカみたいな話です。