こういう大御所ががんばってくれると、うれしくなります。記録しておきましょう。
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オール巨人(64)は「まさか4回目をもらえるとは思ってなかった。芸歴40周年として、8都市を回ってきたのも評価していただけた」と笑顔を見せた。オール阪神(59)も「漫才をやっていて、これが最後の賞かな思ってたんですが、もう1回欲しくなった。まだまだ頑張らないといかんなということです」と喜んだ。
実は今回、急きょネタを変更した。劇場用のネタはテレビではやらないことを信条としているが、今回はその“掟”を自ら破った。「ここで失敗はできないと思ったので」と巨人。「昨日は別のネタを合わせていたんですよ、テレビ用のネタを。でも今日は慣れたネタをやろうということで、いままでの自分の考えを変えました」と明かした。
朝になってメールで変更を知らされた阪神も「ネタ終わったときに“このネタやって正解だった”と思いました」と巨人の英断を称えた。「劇場のネタをテレビでやるのは98%ないんですよ。何十年ぶりですね」と巨人も改めて成功に終わり、安堵の表情を浮かべていた。
また巨人は、自身の取り分の賞金について、「熊本に全額寄付しようと思います。舞台でいうと生意気かなと思って言わなかったんですけど」と明かしていた。
「第51回上方漫才大賞」(ラジオ大阪、関西テレビ主催)の発表会が14日、大阪市内で行われ、大賞にオール阪神・巨人が選ばれた。横山やすし・西川きよし、中田カウス・ボタンを抜いて史上最多4度目の戴冠。西川きよし(69)から祝福の花束を贈られ、巨人(64)が「まさか4回目をもらえるとは。大阪の漫才師として、これが一番いい賞」と喜べば、阪神(59)は「もう一回!」とV5を宣言した。
「負けたー!!」。会場となった大阪市北区の梅田芸術劇場メインホールに駆けつけたきよっさんが、阪神・巨人の“やすきよ超え”を認めた。
当日の上演審査で決まる新人賞、奨励賞と異なり、海原やすよともこ、オール阪神・巨人、中川家の候補3組から事前に行われた最終審査で決まった阪神・巨人。発表会に大トリで登場した2人が披露した漫才は、新人賞、奨励賞候補の誰よりもエネルギッシュで、きよしも「神業に近い」と舌を巻いた。
「まさか31年ぶりにもらうとは…。正直、もらってええのかなと、微妙に辞退も考えた」
1985年以来の受賞に戸惑いものぞかせた巨人。阪神は「もうノミネートされることもないと思っていた。うれしい」と素直に喜びを表した。
80年代の漫才ブームの最中に吉本から「劇場を守ってくれ」と言われて以来、年間400回もしゃべくり漫才を上演。上方漫才大賞は後輩の受賞も目立つようになり、巨人も「そういう賞になったんやな」と、一歩引いて考えていた。
しかし、昨年4月に結成40周年を迎え、大阪・なんばグランド花月での記念ライブをはじめ、全国ツアー、DVDやCDのリリースなど活動の幅を広げた。
「頑張ったら、またノミネートされるんやな」と阪神。3度受賞で並んでいた大御所2組を引き離す4度目の受賞に巨人は「誰が何回とかは全く考えてないけど、5回、6回ともらいたい」と、さらなる高みを目指す。
賞金200万円の使い道を聞かれると、巨人は「(地震に見舞われた)熊本に全額寄付」。阪神は「歯をインプラントに。漫才のためやから」と、しゃべくりの“劣化”を防ぎたいとの思いを明かした。阪神・巨人はこれからも若手の高い壁であり続ける。
★「紳ちゃんに」
発表会はカンテレで生中継されたが、大賞発表後のCMの合間に司会の大平サブロー(60)から「同期ってえぇなぁ」と明石家さんま(60)、島田紳助さん(60)の名を挙げられた巨人が仰天エピソードを披露した。
「きのう、息子(プロゴルファーの南出仁寛)がゴルフ場で紳ちゃんに会ってんて。一緒に回ってたんが橋下徹さん(前大阪市長)に上岡龍太郎さん(元タレント)。紳ちゃん、めちゃくちゃ(ゴルフが)うまくなってるらしい」。約2000人の観客が豪華コンペにどよめいた。
★<奨励賞>銀シャリ橋本「よっしゃー」
5組で競った奨励賞(賞金150万円)は銀シャリが受賞。発表の瞬間、「よっしゃー!!」と雄叫びの橋本直(35)が鰻和弘(32)の腰に抱きついた。
最近、会社と親から200万円借りてハワイ挙式した鰻は「借金返せる〜。大賞が見えてきた」と大はしゃぎ。「早いわ!」と突っこむ橋本も「これで上方を背負って戦える」と、阪神・巨人に追いつき追い越せで上方漫才大賞を見据えた。
★<新人賞>コマンダンテ親不孝!?安田
新人賞(賞金100万円)にノミネートされた7組はそれぞれ漫才を披露し、当日審査の結果、コマンダンテの受賞が決まった。ゆったりとした漫才が特徴で、結成8年目。100万円の使い道について石井輝明(31)が「親にあげたい」と話すと、安田邦祐(32)は「親に感謝の気持ちを持って、一人で温泉に行きたい」。
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31年ぶりというのが、すごいところです。普通だったら、あきらめるところですが、いい意味でこのおふたりは枯れてない。見習わないといけません。
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