1日の歩行時間が30分未満だと糖尿病を発症するリスクが2割高まるとの調査結果を、国立がん研究センターなどの研究チームが発表した。

 1998〜2000年度に実施した糖尿病の大規模調査から、すでに糖尿病の自覚がある人を除いた全国の男女2万6488人(平均62歳)を対象に、1日の歩行時間と糖尿病の関係を分析した。この中には血糖値から糖尿病を発症していると判断された人が1058人いた。

 1日の歩行時間が最も少ない「30分未満」(4005人)は、最も多い「2時間以上」(1万807人)に比べ、糖尿病のリスクが1・23倍高かった。「30分〜1時間未満」と「1〜2時間未満」でも「2時間以上」とあまり変わらなかったが、どのくらい歩けばリスクが下がるかは明確にはわからなかったという。

 成人の一般的な歩数だと2時間は1万2千歩、30分は3千歩に相当する。解析した東海大付属八王子病院総合内科の壁谷悠介講師は「普段から活動度の多い生活習慣を心がけることが望ましい」と話す。(石塚広志)

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腑に落ちないのは、運動しなくても、運動している人よりリスクが1.23倍しか高くならないという事実です。これを観る限り、糖尿病になるかならないかは、運動よりも食生活のほうが影響は大きいのかもと思ってしまうのです。

貧乏英語塾長の場合、歩くのが好きですから、30分も歩かない生活を続けたら、そのストレスで心身の不調を訴えることになると思うので、2割ぐらいしか糖尿病になる可能性が減らないとしても、勝手に歩き回ることにします。