夢と希望と笑いと涙の英語塾

INDECという名の東京高田馬場にある英語塾で繰り広げられる笑いと涙の物語
新入会員募集中!

1ヵ月半で辞任されてしまう参与を任命したのは、菅氏

2011年05月01日 09時31分05秒 | 時事放談: 国内編

菅氏は、自分で自分の首を絞めているようなものです。

**********

首相「原発対応、場当たり的でない」 辞任参与に反論(朝日新聞) - goo ニュース

2011年4月30日(土)12:38

 菅直人首相は30日午前の衆院予算委員会で、放射線安全学が専門の小佐古敏荘(こさこ・としそう)東大大学院教授が菅政権の原発事故対応を批判して内閣官房参与を辞任したことについて「専門家の間の見解の相違から辞任された。大変残念だが、決して場当たり的な対応ではない」と答弁した。

 小佐古氏は原発事故への助言を求められ3月16日に参与に就任したが、4月29日に菅政権の対応を「法律や指針を軽視し、その場限りだ」として辞意を表明。特に小学校などの校庭利用で文部科学省が採用した放射線の年間被曝(ひばく)量20ミリシーベルトという基準を「とんでもなく高い数値。年間1ミリシーベルトで運用すべきだ」と厳しく批判した。

 首相は「政府は参与の意見も踏まえた議論の結果に基づく助言で対応している」と、小佐古氏の批判はあたらないと反論した。

 高木義明文部科学相は年間被曝量20ミリシーベルトの基準について「国際放射線防護委員会の勧告を踏まえた。この方針で心配ない」と述べた。高木氏は「放射線による疾病よりも、被曝ということ自体のストレスが大きな問題だという評価もある。過度の心配をするのはよくない」とも述べた。

 枝野幸男官房長官は30日の記者会見で、小佐古氏の辞表を同日受理したとしたうえで、「(小佐古氏は)明らかに誤解している。20ミリシーベルトまでの被曝を許容する基準では全くなく、20ミリを大幅に下回る見通しのもとで示している」と説明。「辞任の意向と聞き、今日の予算委終了後に総理が会うと伝えたが、突然辞表を持ってきた。慰留する状況ではなかった」とも明らかにした。

 海江田万里経済産業相は衆院予算委で、原発事故に伴う東京電力の賠償までの期間が長引いた場合、政府が一時的に立て替えて被害者に支払うことを検討する考えを明らかにした。「(賠償まで)あまり長引くようなら考えないといけない」と語った。

 衆院予算委員会は30日午前、震災の復旧対策を盛り込んだ第1次補正予算案を、全会一致で可決した。30日午後に衆院本会議で可決される見込み。

首相、問われる任命責任 参与辞任で反論「原発専門家の見解の相違」(産経新聞) - goo ニュース

2011年5月1日(日)08:00

 菅直人首相は30日、東京電力福島第1原子力発電所事故への政府対応を批判した小佐古敏荘(こさこ・としそう)内閣官房参与(東大大学院教授)の辞表を受理した。小佐古発言の波紋は与野党に広がっており、首相は打ち消しに躍起となったが、自らが起用しただけに任命責任は免れない。民主党内の「菅降ろし」にまた一つ口実を与えたといえる。(小田博士)

 ◆菅降ろし口実に

 「決して場当たり的な対応ではない」

 首相は30日の衆院予算委員会で「官邸と行政機関がその場限りの対応を行い、事態収束を遅らせた」とする小佐古氏の批判に色をなして反論した。それでも辞任の経緯には口ごもり「専門家間の見解の相違から辞任された。大変残念だ」とだけ述べた。

 枝野幸男官房長官も30日の記者会見で「原子力行政は法と正義にのっとり行われるべきだ」との小佐古氏の指摘に対し「少なくとも正義に反したところはない。法もしっかり守っている。認識の違いというか、誤解だ」と反発した。

 ただ、小佐古氏を官邸に招いたのは首相自身だ。原発事故発生後、首相は原子力安全委員会や原子力安全・保安院と衝突を繰り返した末、小佐古氏ら専門家6人を次々に内閣官房参与に起用。「セカンドオピニオン」を置き理論武装しようとしたようだが、原子力安全委との衝突を避けられない状況を自ら作り出したともいえる

 ところが、時がたつにつれ、首相は安全委の助言を受け入れるようになった。

 小佐古氏がもっとも問題視するのは、文部科学省が福島県内の小学校・幼稚園などで屋外活動を制限する放射線量を「年間積算放射線量20ミリシーベルト」と設定したことだが、これについても首相は30日の衆院予算委で「安全委の助言を得ながら最終的な判断をした」とあっさり認めた。つまり小佐古氏を「何を言っても無意味ならば参与にとどまる意味はない」と追い込んだのは首相自身だといえる。

 ◆安心の基準は?

 小佐古氏の辞任により政府への信頼はまた揺らいだ。福島県の内堀雅雄副知事は30日の復興構想会議で「同じ政府関係者なのに言うことが違うと何を基準に安心を実感したらいいのか分からなくなる」と不信感をあらわにした。

 政府の対応の乱れは相変わらず。小学校などの制限放射線量について高木義明文部科学相は「この方針で心配ない」と断言したが、首相は「ここをある意味でスタートにしていかに線量を下げていくか、努力を早急に行わなければならない」と見直しを示唆した。

 どこまでも続く政府の迷走に野党もあきれ顔だ。自民党の谷垣禎一総裁は「首相の指導力のなさを浮き彫りにした」と批判。公明党の井上義久幹事長も「政府の対応に大きな問題のあったことの象徴だ」と追随した。比較的政権に協力的だった社民党の重野安正幹事長も「参与などをやたらと任命するからこういうことになる」とさじを投げた。

**********

自分が任命した参与をたった1ヵ月半で辞任させてしまうというのは、どういうことなのか。バカみたいに大量の参与を「場当たり的に」任命した結果です。

本当に愚か。辞めるべきは、菅氏自身なのに。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 菅氏よ、渡部氏の忠告を聞い... | トップ | 日本政府は、「東海」併記を... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時事放談: 国内編」カテゴリの最新記事