ヤギさん除草は、心も癒される

最近の中でいちばん心が和んだニュースです。

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みんな寂しい…団地ヤギ、雑草完食し任務終了(読売新聞) - goo ニュース

2013年11月29日（金）16:25

　都市再生機構（ＵＲ）が東京都町田市の町田山崎団地で続けていたヤギ４頭を使った実証実験が２９日、終わる。

　２か月間で５０００平方メートルの雑草をほぼ食べ尽くし、住民の心を和ませる「予想外の効果」（ＵＲ）も生んだ。「もっといて、さびしい」と記された住民の貼り紙も現れた。任務を終えてレンタル業者の元に戻るヤギとの「お別れ会」が、同日午前１１時から現地で開かれる。

　オス１頭、メス３頭のヤギは、９月２４日から団地内の谷間に放し飼いにされ、日中、ススキやヨシ、セイタカアワダチソウなどを食べ歩いた。夜になると自分でテント小屋に入り込み、台風の時もここで雨風をしのいでいた。

　当初は、ふんの臭いなどを心配する声もあったが、ヤギは次第に住民の心に溶け込んでいった。居住区とは柵で仕切られたが、谷を見下ろす団地内の 「三の橋」では、のんびり暮らすヤギを眺める住民が日に日に増え、幼稚園児たちも草を食べさせるなどした。そのうち、「雑草を食べ尽くしている。もっと草 がある場所に移してあげて」などと、ヤギを気遣う声が自治会に寄せられるようになった。

　先月末、自治会役員宅に匿名の手紙が届けられた。「ヤギを間近に見るのは６０年ぶりぐらいです。姿もやさしいし、鳴き声も楽しく、心がなごみます。飼育の永続を願っています」

　今月１４日には三の橋に貼り紙が貼られた。「毎日この道を通るのがたのしみです。でも２９日でサヨナラ？　もっといて、さみしいです」

　町田山崎団地自治会の吉岡栄一郎会長は「以前は『草を刈ってくれ』と苦情が出る場所だったが、ヤギが来て、団地全体が明るくなった。草が茂ったらまた来てほしい」と話す。

　実験を担当したＵＲ都市環境計画チームの持田太樹主査は「ヤギが雑草を一掃したのは予想通りだったが、これほど、住民に心理的な影響を及ぼすとは思わなかった」と話す。

　今回は、ＵＲにとって初の試み。同団地の住民１００人を対象にアンケートを行っており、その結果やコストなどを分析した上で、各地の団地での本格導入を検討するという。

メイメイ、バイバイ！　東京・町田、ヤギの除草実験終了(朝日新聞) - goo ニュース

2013 年11月30日（土）10:14

　【斉藤佑介】「ヤギさん、ありがとう」――。東京都町田市の山崎団地で続いていたヤギの除草実験が２９日、終わった。ムシャムシャと除草に励んだヤギは 団地の人気者になった。この日開かれたお別れ会には、近隣住民や幼児約１００人が集まり、別れを惜しんだ。

　「暖かくなった頃に、また帰ってきてね」　２９日昼前、ヤギ４頭は、住民や子どもたちに見送られ、山崎団地から富山県の農場へ帰っていった。

　この実証実験は、団地を管理する都市再生機構が９月２４日から団地に囲まれた緑地で始めた。もともと期限は今月末までで、機械と比べた除草効果、コスト削減効果を調べるためだった。

　もりもりと５千平方メートルの草をほぼ平らげたヤギ。住民の心を和ませる存在でもあった。

　「メイメイ、行こう」　団地に住む成尾唯花ちゃん（２）は朝夕、母朋子さん（４０）にヤギを見に行こうとせがんだ。毎日欠かさず足を運び、１時間は緑地を離れない。朋子さんが手を引いて「帰ろう」と促すと、ぐずって泣いた。

　そんなまな娘を笑う朋子さんは「団地に入居して３年目。ヤギを通して、子どもも私も、ご近所の方との交流が増えました」。最後のお別れで唯花ちゃんは、トラックに乗るヤギに「メイメイ、バイバイ」と言って小さな手を振った。

　「これだけたくさんの住民に愛されるとは思わなかった」と同機構技術調査室・都市環境計画チーム主査の持田太樹さん。

　機構には７０代の男性から「飼育の永続を願っています」と手紙が届き、団地には「もっといて。さみしいです」との手書きメッセージが張り出された。

　来年３月までに実験結果をまとめる機構。来年の山崎団地や他団地でのヤギ除草の実施を「前向きに検討している」という。

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ヤギ除草が効果的であるというのは聞いていましたが、東京で行われていたことにビックリです。子供たちが大喜びなのは想像できますし、大人だって目を細めたくなったはずです。

こういうすばらしいアイデアはどんどん採用してもらいたいもの。ヤギさんの活躍を祈ります。