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北口榛花選手、やり投げで驚異的な日本新

2019年05月07日 05時58分13秒 | 時事放談: 国内編

すばらしい!記録しておきましょう。

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北口、日本新64メートル36 東京五輪参加標準も突破

北口、日本新64メートル36 東京五輪参加標準も突破

【第6回木南道孝記念陸上競技大会】GP女子やり投げ決勝 北口榛花=ヤンマースタジアム長居(撮影・松永渉平) 

(産経新聞)

 我慢の時間がようやく実を結んだ。

 陸上の木南道孝記念は6日、大阪市のヤンマースタジアム長居で行われ、女子やり投げで北口榛花(はるか)(日大)の5投目は大きな放物線を描き、海老原有希の日本記録を示す赤いラインを50センチ以上越えた。

 64メートル36北海道出身の日大4年生は何度も飛び跳ね、喜びを爆発させた。「うれしいのと、ほっとしたのと、今まで味わったことのない感情です」。日本のフィールド種目で東京五輪の参加標準突破第1号だ。

 2015年世界ユース選手権で優勝を飾り、16年には日本歴代2位(当時)となる61メートル38をマークして将来を嘱望された。だがその後、右肘を痛めるなどして低迷。ふがいない結果に取材エリアで涙をぬぐい、重圧から、採った食事を戻してしまうこともあったという。

 「今まで支えてもらうことを待っていたけど、自分から何かをつかもうと変わった」。冬場から混成競技の練習に加わり、下半身を中心に体を鍛え直すと、2月には約1カ月間、強豪国・チェコに単身で渡って腕の引き方など技術を学んだ

 ずっと着けていた右肘のサポーターを、この日から外した。「日本人では難しいと思われるかもしれないけど、世界記録(72メートル28)を狙える位置にいけたらいい」。トンネルを抜けた先、21歳の視界は鮮やかに開けた。(宝田将志)

鼻血何の日本新 やり投げ北口単身チェコ修行で成長

鼻血何の日本新 やり投げ北口単身チェコ修行で成長

女子やり投げで日本新記録の64メートル36で優勝し、笑顔を見せる北口(撮影・前田充)

(日刊スポーツ)

<陸上:木南道孝記念>◇6日◇ヤンマースタジアム長居◇女子やり投げ

大型ヒロインが東京オリンピック(五輪)へ前進した。女子やり投げで北口榛花(はるか、21=日大)が64メートル36の日本新記録を樹立した。

従来の記録は15年に海老原有希がマークした63メートル804投目に自己ベストを2メートル20更新する63メートル58で世界選手権(9月開幕・ドーハ)の参加標準記録(61メートル50)をクリアすると、5投目には日本記録を56センチ上回り、20年東京五輪の参加標準記録(64メートル00)も突破した。五輪、世界選手権の同種目で、戦後初の入賞も見えてきた。

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5投目のやりは、大きな弧を描き、日本記録63メートル80を示す赤のラインを越えた。

飛距離を確認すると、北口は両手を何度も上げ、踊り回るように大喜び。今季世界ランク6位の好記録で、フィールド種目では東京五輪の参加標準記録を突破した日本勢第1号となった。「日本記録をやっと更新できたという気持ちが大きい」と顔を紅潮させた。

ハプニングも笑い飛ばした。まず朝起きたら、「手が真っ赤」と大量の鼻血が噴出。競技前にウオーミングアップをしている時にも再び出血した。鼻にティッシュを詰め、救護室へ急行。「いい意味でリラックスできた。(不発の)保険ができた。記録が出なかったら鼻血のせいにしよう」とポジティブに発想を転換した。3投目までは60メートルに届かなかったが、4投目の前に“もぐもぐタイム”でセブン−イレブンのカステラをチャージ。その効果もあってか、直後に2連続でビッグスローを並べた。

16年5月に日本歴代2位の61メートル38を出し、注目を集めた。ただリオ五輪の参加標準記録に62センチ及ばなかった。気合が空回りし、同年6月に右ひじ靱帯(じんたい)を損傷。記録が伸び悩む時期が続いた。昨年の日本選手権前は精神的に落ち込み、体重も5キロ落ちた。17年春には師事していた09年世界選手権銅メダルの村上幸史が日大を退職し、指導を受けられなくなった。

転機は昨年11月。フィンランドであった世界の指導者や選手が集まり、意見を交換する場に参加した。男女とも世界記録保持者を輩出するやり投げ大国チェコの指導者と「コーチがいない」などの悩みを話し込んだ。「それじゃ東京は出られないかもよ」と心配され「コーチしてくれませんか?」と必死に頼み込んだ。連絡先を交換し、メールで交渉を続け、今年2月には約1カ月単身でチェコへ。リリース前のやりの引き方を下から回すよう改善。女子世界記録を持つシュポタコバからも助言を受けた。助走も6歩から8歩にほとんど助走なしで高校総体を制する天性の鉄砲肩に技術も備わってきた。過去2年は「きつい。逃げ回っていた」という10種競技の練習も導入。甘えも捨てた。

志は高い。「65メートル以上を投げれば、世界のメダルのテーブルに上がれる。ゆくゆくはオリンピック、世界選手権で金メダルを獲得できるように頑張りたい。世界記録(72メートル28)を狙える位置にいけたらいい」。まだまだ伸びしろを感じさせる大器が歴史に名を残す。【上田悠太】

▽北口の旭川東時代の恩師・松橋昌巳氏(63=現北翔大外部コーチ) 本人からも連絡がきたけど、日本記録の投てきはスーッと抜けたようなスムーズな投げだった。ここ2、3年はケガや指導者がいなくなるなど順調ではなく、アクシデントを乗り越えてきたことが大きかった。もともと才能はある。東京でメダルを狙うまでいってもらいたい。(2日後に64歳になるので)最高のバースデープレゼントになりました。

やり投げ“ニューヒロイン”北口榛花、日本新!東京五輪へ大前進/陸上

 陸上・木南道孝記念(6日、大阪市のヤンマースタジアム長居)女子やり投げで21歳の北口榛花(はるか)=日大=が日本新の64メートル36をマークして優勝を飾り、2020年東京五輪と今年9−10月の世界選手権(ドーハ)参加標準記録を突破した。海老原有希が15年に出した従来の日本記録の63メートル80を56センチ更新し、フィールド種目の日本勢で初めて東京五輪の参加標準突破者となった。来夏のひのき舞台に大きく前進し、ヒロイン候補に名乗りを上げた。

 両手を合わせた祈りが、投じたやりに通じた。「頼むから、いってて」。日本勢のフィールド種目では、東京五輪の参加標準突破第1号となる64メートル36。日大4年の北口は無邪気に飛び跳ねて喜びを表現した。

 「うれしいのとホッとしたのと。今までにない感情です」

 コンビニエンスストアで購入したカステラを頬張って臨んだ4投目で、2016年に出した自己ベストを2メートル20上回る63メートル58。向かい風を感じ、助走を鋭くする意識で5投目へ。179センチ、86キロの体格から放たれたやりはしなり、観客のどよめきを乗せて放物線を描いた。日本記録を示す赤のラインを56センチ超え、両拳を突き上げた。

 朝に洗顔したときから鼻血が止まらず、アップ中にも血がしたたり落ちて救護室に向かった。「記録が出なくても仕方ない。リラックスできたかな」。16年夏に右肘を痛め、シーズンの残る試合は棒に振った。昨年の日本選手権前には、重圧から摂った食事を戻し、体重が5キロも減った。何度も苦難を乗り越え、21歳はたくましくなった。

 2月には単身で強豪国のチェコへ。昨秋にフィンランドでの技術講習会で出会ったチェコ人のコーチにメールで懇願し、1カ月間の武者修行が実現した。「思い切りチェコに染まりました」。翻訳機でコミュニケーションを図り、やりの引き方などを見直した。

 条件は異なるが、日本新は16年リオ五輪と17年世界選手権の6位に相当する。「世界で一番になるのが目標。難しいと思う方も多いかもしれないけど、(72メートル28の)世界記録を狙える位置にいけたら」。不屈のヒロインが、さらなるビッグスローを繰り出す。 (鈴木智紘)

★陸上・東京五輪への道

 原則5月1日から有効期間が始まった参加標準記録により選手総数の5割が決まり、残りは国際陸連が2月から導入した世界ランキング制度で決定する。リレーを除き、各国・地域の種目ごとの最大参加選手は3人。世界ランクは、大会の格付けや記録、順位で換算されるポイントで決まり、原則20年7月1日の順位が対象。マラソンなどの参加標準記録は1月1日から有効で、3月の東京で日本勢男子トップの堀尾謙介(トヨタ自動車、当時中大)らが突破している。

★木南道孝記念

 1952年ヘルシンキ五輪男子110メートル障害代表で、元日本記録保持者の木南道孝の功績をたたえ、2014年に創設された大阪陸協主催の大会。当初はハードラーの育成を目的として障害種目中心に行われたが、今年からアジア陸連の公認大会となり、実施種目に男子100メートルなどが加わった。

データBOX

 ◎…やり投げで日本女子の五輪入賞者には、1932年ロサンゼルス大会4位の真保正子、36年ベルリン大会5位の山本定子がいる。

北口 榛花(きたぐち・はるか)

 ◆生まれ 1998(平成10)年3月16日生まれ、21歳。北海道旭川市出身。

 ◆経歴 中学までバドミントン、道内屈指の進学校・旭川東高1年まで水泳選手で、自由形で全国高校総体の北海道予選に出場。高校から陸上を始める。練習スケジュールが厳しくなったため、2年から専念。

 ◆タイトル 2015年は世界ユース選手権で日本勢初の優勝を飾り、国内では高校総体、国体、日本ジュニア選手権で3冠。

 ◆英才教育 20年東京五輪に向けた日本陸連の強化育成プログラム「ダイヤモンドアスリート」の指定選手として育った。

 ◆もぐもぐタイム 投擲(とうてき)の前にはカステラ、大福、おにぎりなどで栄養補給する。父はパティシエ。

 ◆サイズ 179センチ、86キロ。

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五輪・世界選手権でメダルが狙える女子投てき選手が現れるとはおもいもしませんでした。北口選手にはぜひとも、70m突破と金メダルを目指して頑張ってほしいものです。

何せ、179㎝という長身が魅力です。行けそうな気がしてなりません。応援します。


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