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著作権が伸びると、「青空文庫」にも影響が・・・

2007年02月06日 09時31分41秒 | 時事放談: 国内編
日ごろよくお世話になる「青空文庫」。電車の中などで暇つぶしにPHSからのぞかせてもらっています。しかし、それが自由に使えなくなる可能性が出てきたとか。

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「古典読む自由を」著作権期間延長に反対署名 青空文庫(朝日新聞) - goo ニュース

2007年2月5日(月)08:30

 作家の死後50年たって著作権が切れた作品など約6000点をネット上で無料公開し、視覚障害者にも利用されているインターネット図書館「青空文庫」が、米国政府などが求める著作権保護期間の延長に反対する署名活動を始めた。「一定期間を過ぎれば、利用を積極的に促している著作権制度の考え方に反する」と指摘している。

 青空文庫は、作品をコンピューターに入力したり、校正したりするボランティアで支えられている。97年、中島敦の「山月記」、森鴎外「高瀬舟」、二葉亭四迷「余が言文一致の由来」、与謝野晶子「みだれ髪」など5点でスタートした。

 入力した作品を音声に変換したり、拡大表示したりすることが可能になるので、さまざまな「読み方」がされている。

 しかし、保護期間が死後70年に延長され、さかのぼって適用されると、作品の約半数が公開できなくなるといい、1月から保護期間の延長反対署名を募っている。

 米政府は知的財産権の保護強化のため、保護期間を死後70年に延長するよう日本に求めている。

 国内では、作家、漫画家、音楽家の団体が延長を求める声明を出す一方、研究者、法律家、アーティストらが「論議を尽くさず延長を決めることがないように」と訴える動きも出ている。

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知的財産権の保護は、芸術家の立場を考えれば、理解できないことではありません。70年に延長することも仕方ないかと思わんではありません。

でも、逆に考えれば、いま採用されたとして1937年(昭和12年)以前の古典は読めるわけです。つまり、こと文学で言えば、漱石も鴎外も龍之介も読めるわけで、それほど目くじら立てることもないかと思いもします。

映画その他の媒体では別意見もあることでしょう。が、まずは芸術家の権利保護。そこから考えてみることは重要だと思います。その上で、「青空文庫」のさらなる充実を期待しています。

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