夢と希望と笑いと涙の英語塾

INDECという名の東京高田馬場にある英語塾で繰り広げられる笑いと涙の物語
新入会員募集中!

米軍、女性兵士にすべての職種を開放

2015年12月05日 08時02分56秒 | 時事放談: 海外編

米軍が、究極の男女雇用機会均等に踏み出しました。

**********

米軍、全職種で女性配属解禁へ 共和党内に難色示す声も
朝日新聞 2015年12月4日20時12分

 カーター米国防長官は3日、従来は女性の配属を禁じてきた部隊を含め、米軍の全職種に女性の配属を認める方針を発表した。ただ、地上戦闘の前線でも「男女の機会均等」を進めるとの考えには、野党・共和党内に難色を示す声もある。今回の米軍の決定は、女性の配置を一部禁じている自衛隊にも影響を与えそうだ。

 「本日、国防総省は女性に対して、戦闘任務も含む、軍の職種の残り10%を開放する歴史的な一歩を踏み出した」。オバマ大統領は同日の声明で、軍における女性の活躍の場が職種の9割にまで拡大したものの、特殊部隊や空挺(くうてい)部隊、偵察部隊など残りの職種に女性が就くことが許されていなかったことを念頭に、今回の全面解禁の意義を強調。「我々が米軍で差別をなくせば、米軍はさらに強力になる」とも述べた。

 カーター長官も3日の会見で、「(女性の)才能を制限するような障壁はもはや許されない」とし、「基準を満たし、国に仕えようとする誰に対しても、完全かつ対等な機会が与えられるべきだ」と機会均等を徹底する考えを示し、来年4月までにこれまで女性の配置を禁じてきた特殊部隊や歩兵、機甲、空挺(くうてい)などの各部隊で門戸開放するとした。

 一方、カーター氏は「機会の平等は男女同数にすることでない」とも述べ、戦闘任務に必要な高い身体基準を満たす女性は少数にとどまるとの見方も示した。

 だが、この決定には米国内でも、もろ手をあげて賛成というわけではない。カーター氏は会見で、海兵隊から歩兵部隊などでは女性解禁を見合わせるよう要望があったことも明らかにし、この日の会見には海兵隊出身のダンフォード統合参謀本部議長の姿はなかった。

 また、米上下両院で多数を占める共和党の重鎮、マケイン上院軍事委員長らは3日に声明を発表。決定は「米軍人や米軍の戦闘能力に重大な影響を及ぼす」と強調。議会で慎重に精査する必要があるとして、調査資料などの提出を求めた。

 今回の決定にあたり、カーター氏は、軍における男女の機会均等について全ての国が米国と同じ認識を持っているわけではないと指摘。一方、日本では陸上自衛隊の普通科中隊や戦車中隊、化学防護隊のほか、海自でも潜水艦や掃海艇などへの女性の配属を認めておらず、今回の米軍の決定が、将来的に自衛隊にも影響する可能性がある。

 女性自衛官を前線部隊へ起用することについて、中谷元・防衛相は4日の記者会見で「女性の能力があれば、活用すべきではないか」と述べ、前向きに検討する考えを示した。

 防衛省は11月、航空自衛隊の戦闘機パイロットへの女性自衛官起用を発表した。2018年ごろに部隊に配置する。安倍政権が掲げる「女性活躍推進」の一環だ。(ワシントン=佐藤武嗣)

**********

実際のところ、前線における戦闘にどれだけの女性兵士が配置されるかは疑問ですが、チャンスを与えてもらって喜んでいる女性兵士も多いはずです。リドリー・スコット監督の『G・I・ジェーン』(1997)でデミ・ムーアやジェームズ・キャメロン監督の『アバター』(2009)のミシェル・ロドリゲスが演じたような屈強で実戦でも大活躍する女性兵士が、近い将来出てきてもおかしくはありません。

捕虜になった場合の扱いなど、難しい問題が残っていて、現場の指揮官は頭を悩ませるかもしれません。ですが、逞しい女性兵士たちはその障壁を乗り越えていくような気もします。女性兵士の活躍を期待してやみません。。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 禁煙条例に反対する喫煙者は... | トップ | 西山朋佳二段、女性棋士とし... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時事放談: 海外編」カテゴリの最新記事