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膵臓がんの発見が簡単にできる検査キットを、日本人研究者が開発

2015年11月13日 07時12分07秒 | 健康

すばらしい開発結果です。これで、多くの人命が救われそうです。

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膵臓がん早期発見に道 国立がん研、簡易検査キット開発
朝日新聞 2015年11月11日00時38分

 発見が難しく治療も困難な膵臓(すいぞう)がんについて早期段階で見つけることができる簡易検査キットを、国立がん研究センターのグループが開発した。血液中の特定のたんぱく質の変化を調べることで、簡単に確認できるという。今月中から研究用として医療現場で使用し3年以内の実用化をめざす。

 同センター創薬臨床研究分野の本田一文・ユニット長らは、血液中の特定のたんぱく質が減っているかを調べる研究開発を2005年からスタート。人間ドックなどで行われている既存の血液検査に比べ、精度の高い方法を開発した。

 ただ、この測定法は高価な機器を必要とし、医療現場への導入は難しい。そのため、試料の抗原抗体反応で濃度を簡単に測定できる検査キット(研究用試薬)を作製。今回、米国の国立がん研究所(NCI)との共同研究で精度を確認した。

 米国の早期(ステージ1、2期)の膵臓がん患者98人と健康である61人の血中のたんぱく質を比較。善玉コレステロールと関係のあるたんぱく質「アポリポプロテインA2」の5種類のうち、アミノ酸の数が変化した1種類の量が、健康な人の6割前後に減っていることを確かめた。

 精度はこれまでの検査結果を上回った。NCIは「信頼性の高い血液バイオマーカーになりうる可能性がある」と評価している。また、国内7病院の協力を得て行った研究では、膵臓がんに進行する可能性がある慢性膵炎(すいえん)などリスクの高い患者でも反応を示した。

 今月中にも兵庫県内の検診センターで、同意した患者に使う臨床研究に入る。本田さんは「既存の検査との組み合わせでより発見ができる可能性がある」としており、「3年以内に(実用化となる)体外診断薬の承認を目指したい」と話す。論文は9日の英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。

 11年に新たに膵臓がんと診断された人は約3万3千人5年生存率は7%と部位別で最悪だった。14年の死亡者は3万2千人で、がんの中では肺、胃、大腸に次いで4番目に多かった。(石塚広志)

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坂東三津五郎という稀代の歌舞伎役者を、膵臓がんで亡くしました。すべては、このがんの発見が難しいからです。もしこのような検査キットがあったら、三津五郎丈はいまも生きていて、われわれ歌舞伎ファンは元気な姿を見られたかもしれません。

個人的にも、貧乏英語塾長は胆嚢をすでに摘出しており、肝臓・膵臓には長年の不摂生により相当なダメージを与えています。ゆえに、こういう検査が安価で手軽になると助かります。

一日も早い実用化を望む次第です。


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