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JT、「禁煙反対」に社員動員

2007年02月15日 09時00分57秒 | 離煙ニュース: 国内編
悲しくなるJTの行動。そこまでやるかとあきれ果てます。

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JTが「禁煙反対」の組織票、ネットアンケに社員動員(読売新聞) - goo ニュース

2007年2月15日(木)03:04

 神奈川県が、公共の場所を全面禁煙にする全国初となる条例の制定について賛否を問うインターネット・アンケートで、日本たばこ産業(JT、東京都港区)が社員を動員し反対の“投票”をさせていたことが14日、わかった。

 先月26日の締め切り直前に、反対が賛成を逆転。県はネットを使わずアンケートをやり直す。

 JTは「社員に回答の協力を依頼した」と動員を認め、「条例が成立すれば、ほかの自治体に波及する恐れがあった」としている。

 アンケートは昨年12月27日~1月26日、県のホームページ上で実施。受動喫煙防止に関する設問の中で、「条例で公共の場所の喫煙を規制すること」について、「賛成」「反対」を聞いた。1月20日ごろまでは賛成が反対を大幅に上回っていたが、締め切り2日前になって逆転した。回答は4047人から寄せられた。

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なお、YOMIURI ON LINEにはこの後に次の2段落が続いています。

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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070215i401.htm

 JT本社は1月、神奈川県を担当する横浜支店(横浜市西区)などにアンケートへの協力を複数回にわたり依頼、支店から社員全員に伝えたという。社員が、それぞれ担当するたばこ販売店にも回答を依頼していたとの情報もあり、JTは「調査する」としている。

 アンケートは誰でも参加でき、ネット上でアドレスを登録すれば1度回答できる方式だった。松沢成文知事は「システムの改良が必要だ」と話している。

(2007年2月15日3時4分 読売新聞)

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会社の存亡がかかっているのだから、社員を動員してもよいという発想でしょう。あきれはしますが、分らないではありません。

むしろこうした反対票をまとめられるような方式のアンケートを実施した神奈川県の見通しの甘さの方が問題です。JTの動きを予想できなかったのでしょうか。

ともあれ、こうした私企業の思惑に振り回されずに、神奈川県民の総意を代表する条例を作ってほしいと思います。公共の場所での禁煙を喜ぶ人が多いのが当然のことだと予想できますから。

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1 コメント

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Unknown (muse)
2007-02-17 18:06:17
こんにちは。

> こうした反対票をまとめられるような方式のアンケートを実施した神奈川県の見通しの甘さの方が問題です。JTの動きを予想できなかったのでしょうか。

この点に僕も同意見ですが、もうひとつ、嫌煙派も組織的に動いていることも無視できないと思います。要するに、はじめっからまったく公平性を欠くアンケートのとり方であり、「統計的数字」の濫用といえます。

それから、喫煙者は今や少数派だと思います。少数派を公共の場から排除するために、全体の多数決で判断していいのかどうか・・・ここはかなり微妙な問題を含んでいると思います。だから、正常に多数決が取れたとしても問題は残ると思います。
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