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岡本喜八作品、ベルリン映画祭で上映

2007年02月14日 09時01分29秒 | 映画ニュース
東宝の監督では、黒澤明と並んで大好きな鬼才岡本喜八。しかし、黒澤と違って評価がイマイチ低いのが気に入りません。悔しいので、裏ブログの方ではせっせせっせとレビューを書いております。そんな岡本作品が、『硫黄島からの手紙』(レビューは、こちら!)と同じ舞台でよみがえるというニュースに嬉しくなりました。

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岡本喜八作品ベルリンでよみがえる(スポーツニッポン) - goo ニュース

2007年2月11日(日)06:13

 映画「江分利満氏の優雅な生活」「肉弾」などの傑作を残して一昨年2月、81歳で死去した故岡本喜八監督の偉業が日本時間10日、開催中の第57回ベルリン映画祭でよみがえった。9本が順次、特集上映される。

 岡本作品は70年代に米国で紹介され「大菩薩峠」などがヒット。だが、ヨーロッパではなじみがなく、長年の念願がようやく実現した形。NPO法人・東京フィルメックス実行委員会の働きかけで実現にこぎつけた。

 初日は「独立愚連隊」が上映され客席は満員。舞台あいさつに立った同監督の妻でプロデューサーの岡本みね子さん(69)は「夢のようです。日本人監督としては珍しくユーモアと非常に速いテンポが特徴。自分が戦争で亡くした仲間たちの思いを常に込めて作ってきました」と感無量の面持ちで語った。

 戦争を徹底的な西部劇風に戯画化した「独立愚連隊」、終戦に至る一昼夜に焦点を当てた「日本のいちばん長い日」、監督自身の体験をベースに特攻隊員の短い青春を描く「肉弾」などの“戦争もの”にはベルリンっ子の関心も高い様子。

 「独立愚連隊」上映後には客席から惜しみない拍手が集まったが「古い新しいに関係なく、岡本監督の登場は歴史あるこの映画祭で新しいドアを1つ開けたことになる」と主催者側が語っているのが印象的だった。

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岡本作品は、エンターテインメントとしての映画を追求しながら、それでいて深い人間洞察が含まれているのが特長です。その代表として、ここに挙げられていない作品としては、ゴウ先生は『血と砂』を思い浮かべます(ただいま、レビュー準備中)。

ともあれ、見て損はない作品ばかりです。こんなニュースを聞くと、改めて全作品見直したくなりました。

+++++付記+++++

レビューを書いている作品は、これまでのところ以下の2作品です。参考にしてください。

日本のいちばん長い日

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独立愚連隊西へ

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コメント (1)    この記事についてブログを書く
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1 コメント

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Unknown (のびぃ太)
2007-02-15 21:32:56
じめじめした反戦映画全盛の日本映画に革命をもたらしたのが独立愚連隊。
日本人が自信を取り戻すきっかけにもなったと考えています。
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