夢と希望と笑いと涙の英語塾

INDECという名の東京高田馬場にある英語塾で繰り広げられる笑いと涙の物語
新入会員募集中!

中国の臓器売買の実態

2006年04月25日 08時27分01秒 | 時事放談: 中国編
臓器移植を求めて、海外渡航する人が後を絶ちません。世界で一番医療技術が進んでいる可能性が高い日本なのに、もったいないと思ってしまいます。

**********

渡航移植500人超す 腎・肝臓で多い患者独断 紹介・斡旋者など明かさず (産経新聞) - goo ニュース

2006年 4月22日 (土) 02:58

 厚生労働省研究班(主任研究者・小林英司自治医科大教授)は二十一日、心臓、肝臓、腎臓の海外渡航移植を受けた患者が少なくとも五百二十二人に上るとの調査結果を公表した。心臓移植の場合は医師の紹介などで渡航しているのに対し、肝臓や腎臓では、患者個人で渡航し手術を受けたケースが多く、患者が医師に渡航先の病院名やいきさつなどを明かしていないケースが目立った。

 調査結果によると、海外で心臓移植を受けたのは昭和五十九年から平成十七年末までに百三人。渡航先は、米国八十五人、ドイツ九人、英国七人などで、医師の斡旋(あっせん)・紹介がはっきりしていた。

 肝臓と腎臓は、海外での移植後、日本の病院で治療を受けている患者数を調べ、今年一-三月の調査時に、肝臓が二百二十一人、腎臓が百九十八人いた。肝臓移植で、渡航先が分かった百一人の国別内訳は、米国四十二人、豪州三十人、中国十四人など。腎臓移植は、ほぼ半数が中国で、フィリピン、米国が続いた。

 ただ、両移植とも、渡航移植の紹介・斡旋者を患者が病院に明らかにしないケースが目立った。特に腎臓移植に多く、中国で移植を受けた患者の場合には75%に達した。

 日本移植学会は、臓器売買と死刑囚からの移植を倫理指針で禁止しており、学会加盟の医師が、死刑囚からの臓器提供を行っているとされる中国での移植を斡旋することはないという

 学会では同日、海外渡航臓器移植について調査・検討するため「国際倫理問題対応委員会」を設置した。

**********

脳死判定など非常に高いハードルが設けられている日本では、臓器移植をできずに命を落とすことを恐れ、リスクを顧みず海外に渡るのでしょう。気持ちは十分に理解できます。

しかし、アメリカなど医療技術と医療機関が日本と同等もしくはそれより高い可能性のある国ならばいざ知らず、中国のようにそうでない国で手術を受ければ悲惨な結果が待っている場合があるようです。

実際、先週テレビのニュースにおいて中国で肝臓移植を受けた人が、帰国した途端再手術を受けざるをえなかったという話を聞きました。大丈夫なのでしょうか。

**********

中国、移植用臓器得るため死刑囚選別か=英学会が指摘
2006年 4月23日 (日) 22:32

【ロンドン】英国臓器移植学会のウィグモア会長は、中国での臓器移植について、金を払う移植希望者に合った臓器を確保するため、死刑執行される囚人の選別が行われている疑いがあると語った。こうした臓器は高く売られているという。また同会長は、ドナー(提供者)の事前承諾なく臓器が集められているとも指摘した。BBC放送(電子版)がこのほど伝えた。

それによると、中国では慢性的なドナー不足のため、巨大な闇の臓器マーケットが誕生。英国や日本、韓国などから臓器提供を求めて中国を訪れる移植希望者が増えている。中国の病院は事故の死者からひそかに臓器を摘出していると非難されており、人権団体は死刑囚の臓器売買への当局の関与を批判しているという。

中国当局は臓器売買への関与を否定しているが、対外イメージを取り繕うため、臓器売買を禁止し、臓器提供に関する規則を強化することを最近明らかにしている。〔AFP=時事〕

**********

世界で一番死刑執行数が多い中国。その執行の裏にこうした人権を完全に無視した臓器売買ビジネスが存在すると知るとゾッとしてしまいます。

そして、こうしたビジネス優先型の医療が信頼に値するものなのか、よく考えないとお金だけでなく命までも失うことになるかもしれません。

安全な臓器移植を定着させるために、中国での臓器移植の危険性をもっと日本国民に知らしめることが必要なのではないでしょうか。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« フランスはスモーカー天国? | トップ | だれが潰した米大統領の靖国参拝 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
恐ろしい・・・ (@板橋)
2006-05-08 01:06:39
中国に臓器の闇マーケットがあるのはなんとなくわかるような気がします。一人っ子政策の影響もあるのでしょうか。
返信する

コメントを投稿

時事放談: 中国編」カテゴリの最新記事