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沢尻エリカに報知映画賞新人賞が

2005年11月30日 14時15分03秒 | 映画ニュース
ゴウ先生が選ぶ今年の日本映画ナンバーワンは、何と言っても、井筒和幸監督の『パッチギ!』です。塩谷瞬が唄う「イムジン河」にもホンニよろしゅうおましたが、個人的には沢尻エリカのおでこに胸キュン(古い!)状態のゴウ先生でありました。

そのキョンジャに、ご褒美があげられたのです。

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沢尻エリカは肝っ玉美少女 第30回 報知映画賞

 第30回報知映画賞の新人賞は「パッチギ!」でヒロインを好演した沢尻エリカ(19)が受賞した。

 オーディションでは「日本映画を変えたい!」と言い放った。1960年代の京都を舞台に、日本人と在日朝鮮人の間に横たわる深い溝と友情、愛情を描いた「パッチギ!」で、チマチョゴリのヒロイン「キョンジャ」をかれんに演じた。愛くるしい顔に似合わぬ強心臓は、毒舌キャラで有名な井筒和幸監督(52)をもトリコにした。

 撮影は昨年の4月から約2か月間、京都で合宿生活を送りながら行われた。共演の若手俳優たちが鬼監督の激烈な演技指導を浴び続ける中、沢尻はのびのびと演じた。「怖いと思ってたけど、なんだ、すっごく優しいじゃんって。自分を解放してみろと言われただけで特に厳しいと感じたことは一度もなかった」。

 肝の据わり方は大物の証し。「具体的ではないけど、自分の中で感じるものがすごくあった。『パッチギ!』が芝居のベースになってます」と冷静さに振り返る。だが、打ち上げの席では人前ではめったに見せない涙があふれ出た。

 日仏ハーフの美少女は、安室奈美恵に会いたくて芸能界入り。一昨年から本格的に女優の道に。現在はフジテレビ系ドラマ「1リットルの涙」(火曜・後9時)で難病と闘うヒロインを演じている。最近、ある看護師から手紙が届いた。「同じ病気で心を閉ざしていた患者さんがドラマを見て心を開くようになったらしいです」。文面の最後にあった「ありがとうございます」の一文が胸に響いた。「かわいいねとか言われるより何千、何万倍もうれしかった」。この時ばかりは、強気な表情が一気に崩れた。(高橋 誠司)

 ◆沢尻 エリカ(さわじり・えりか)本名同じ。1986年4月8日、東京都生まれ。19歳。ファッション誌のモデルとして活躍し、02年に「ビジュアル・クイーン・オブ・ザ・イヤー」を獲得。TBS系「桜咲くまで」「ひと夏のパパへ」などのドラマに出演し、昨年の「問題のない私たち」(森岡利行監督)では準主役で映画デビューした。趣味は人間観察、乗馬など。血液型A。
(スポーツ報知) - 11月30日8時1分更新

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いまも『1リットルの涙』で、ゴウ先生の目頭を熱くさせてくれる沢尻でありますが、それでもやはりいまのところキョンジャ以外の沢尻を考えられません。

とにかく、リズム感がいいんです。『パッチギ!』ではフルートを吹いていますが、『スウィングガールズ』の上野樹里のような必死さがないのです。軽やかです。そこが魅力なのです。(でも、ジュリッペにはジュリッペの必死さのよさがあるのですが。)

もともとフルートが吹けるからなのか、それとも元来備わっている天性のものなのか、リズム感があるがゆえに、実力以上に彼女の演奏をすばらしく見せてくれているのです

それは『1リットルの涙』でコーラスの指揮をしている時にも感じられました。ただ単に4拍子のタクトを振っているだけなのに、全身から音楽が匂い立ってくるのです。

上野樹里と並んで、これからも目を離してはいけない若手の女優さんであることは間違いありません。

そんな沢尻の魅力を手元に置いておきたいと思って、今年の夏発売されるとすぐに買ってしまったのが、このDVDです。

パッチギ ! プレミアム・エディション

ハピネット・ピクチャーズ

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ごく普通に映画を楽しみたいと思われる方には、スタンダード・エディションで十分かもしれません。しかし、いったん『パッチギ!』の世界にはまりこんでしまうと、プレミアム・エディションでないと満足できなくなることでしょう。

映画そのものについては、ここでは語りませんが、一度この映画の魅力に取り付かれるとそのすべてを手に入れたくなってくる映画であるとだけ申し上げておきます。

特典ディスクもメイキングその他を含んでいて面白いのですが、それよりもゴウ先生が嬉しくなったのは、決定稿のシナリオが付いていたことです。

映画はもう5回ほど見ていますが、それにもかかわらず、台本の形で読み直すと実に興味深いものがあるのです。こういう脚本をあのように映像化したのか、と考えるだけでワクワクします。

特にびっくりするのが、エンディングが違っていたことです!映画ではオンボロのスバル360に乗るキョンジャと康介(塩谷)のシーンで終わりますが、あれがシナリオではボロ自転車となっており、セリフもまったく違います。おそらく現場で変更がなされたのでありましょう。(どうぞ後はご自分で確認なさってください。)

ただし、本編の音が2chステレオ収録であるのが残念です。日本映画の貧しさを感じさせます。DTS5.1ch収録くらいにしてもらえると嬉しかったのですが、そのような録音をやる予算がなかったのでありましょう。「イムジン河」の演奏をサラウンド環境で聞いてみたかったものです。(映像は、スクイーズ収録でまあまあです。)

それから絶対聞き逃して欲しくないのは、井筒和幸監督、阪本順治監督、李鳳宇プロデューサーの3人のオーディオコメンタリーです。腹を抱えて笑えます。特に、李さんがこれほどおかしなキャラだったとは、あの端正な顔からはうかがえない部分が判ります。

こうした魅力をギュッと押し込んだプレミアム・エディション、お薦めです。

★裏ブログでは、「キスでも人は死ぬ・・・」(「気になる英語表現」)で興味深いカナダの事件を取り上げています。http://blog.indec.jpへもどうぞ
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