台風が発生せず、水不足の上、8月は猛暑ですと。困ったものです。
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「台風ゼロ」なぜ? 過去3番目の遅さ ポストエルニーニョ影響? 8月は猛暑か
今年は台風1号がまだ発生していない。気象庁によると26日時点での台風ゼロは過去3番目の遅さで、太平洋東部の海面水温が平年より高くなる「エルニーニョ現象」が今春まで続いたことによる“ポストエルニーニョ”状態が一因とみられる。8月は「ラニーニャ現象」が生じる予想で、気温は平年より高くなる見込みだという。
気象庁によると、6月以降の台風ゼロは統計のある昭和26年以降、18年ぶり。過去3番目に遅かったのは6月25日(昭和58年)、2番目は7月2日(同48年)、最も遅いのは7月9日(平成10年)となっている。
26年夏から今春までは8季節連続で過去最長の大型エルニーニョが発生。ペルー沖で海面水温が高く、フィリピン沖で低く、インド洋で高くなる。エルニーニョが終息してもインド洋の海水温はすぐに低くならず、台風発生域のフィリピン沖に下降気流を生じさせ続け、台風の発生を抑えたとみられる。
今後の予想では8月ごろにラニーニャ現象へ移行する。フィリピン沖で水温が高くなり、大気の流れが太平洋高気圧の勢力を強め、列島は気温が上がる。気象庁は、8月は全国的に高温の確率が高いとみる。
前回ラニーニャ現象が起きた22年夏は記録的猛暑だった。竹川元章予報官は「これまでラニーニャの年は気温が高くなる傾向があり、熱中症などに注意が必要」と呼びかけている。
一方、渇水が続く関東地方では危機感が高まっている。国土交通省関東地方整備局によると、25日午前0時現在、利根川水系8ダムの貯水量は計1億7441万立方メートル。貯水率は38%で平年の約半分しかない。担当者は「一時的に降っても夏を乗り切れるほど貯水できるかどうか分からない」と頭を抱えている。
関東甲信地方では、関東北部や伊豆諸島を中心に、5月上旬から降水量の少ない状態が続いています。ダムの水不足が深刻化する中、今後2週間程度も、まとまった雨の降る可能性が小さく、少雨の状態が続く見込みです。
6月5日に梅雨入りが発表された関東甲信地方ですが、降水量の少ない状態が続いています。
今後2週間程度も少雨の状態が続く見込みで、気象庁は17日、少雨に関する気象情報を発表しました。
関東甲信地方では、関東北部や伊豆諸島を中心に、5月上旬から、低気圧や前線の影響を受けにくく、降水量の少ない状態が続いている所があります。
5月1日から6月16日までの各地の降水量は、関東地方の南部では平年並みか平年を上回っている所もあります。
ただ、関東の北部や伊豆諸島では、平年の50%前後と平年を大きく下回っている所があります。
今後2週間程度もまとまった雨の降る可能性は小さく、少雨の状態が続く見込みです。
農作物や水の管理に十分注意してください。
こちらは国土交通省関東地方整備局にあるダムの貯水状況を表した図です。
利根川上流の8ダムの貯水量は過去最低レベルとなっています。
特に6月16日0時現在、八木沢ダムでは貯水量が常時満水位(ダムが満杯の状態)の10%となっています。
利根川上流の8つのダムの貯水量が低下していることから、国土交通省は、節水にご理解とご協力を呼びかけています。
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東京はいっぱい雨が降っているのに、北関東で降ってくれない。どうにかならんものでしょうか。
それにしても、台風が起きないのはよいことなのか、悪いことなのか。ここまできたら、7月2日まで起きそうにないし、下手をすると、7月9日を過ぎても発生ゼロもありえそう。しかし、一度起きたら、ものすごい台風だったりして……。天変地異につながらないことを祈りましょう。
でも、祈る前に、節水ですね。
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